コミュニケーション 一覧

地域性とコミュニティ作り

「ママだからこそ、花開く人生を。」そう理念に掲げて。
じゃ、ママじゃない人は?子供がいなければダメなの?

揚げ足を取ればきりがない。
世の中には様々な立場、環境、社会で生きている。
同じなんてないのだからこそ。

自分の立ち位置はどこなのか。
どうなりたいのか。どうしていたいのか。

今はボーダーレスの時代。
だからこそ、その人が何を大切にして、どう生きていきたいのかが重要になってくる。

強いものに巻き込まれて。
他者と比較して。
卑屈になったり、尊大になったりして。
相手によって態度を変えたりするのだろう。

人間性や社会性の身につけ方もあるけれど。
よいメンターがいることがとても大事になってくる。

ママがママ同士だけでサポートしあうのではなく。
社会とつながるようにしていきたい。

 

想いだけでここまできて。
共感してくれる人がいることに。

ママ解放区という言葉を生んで。
何が解放なのかを考えながら。

実は、自分に課した見えない鎖からの解放が一番難しいのかもしれない。
そんなことを思いながら。

私は今日もここにいる。

 

 

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


「待つ」ことの忍耐と必要性。

息子はADHD(発達障害)。
自由に生きてきた私にとって、これはある種の修行と捉えて彼と向き合うこと数年。
(そして私もADHD.)

自分の価値観を根こそぎ振り返る作業と、
その子の特徴を考え、どうすることがその子にとって必要なのかを考えた。

もちろん、頭では分かっていても。
実践できるかどうかはまた別次元であることなのだ。

 

昨日、私は息子と二人でよみうりランドへ遊びに行った。
小学4年生のGW初日だった。

もともと新しい環境に馴染むのが苦手で、突然の予定の変更があると頑なに動かなくなる。
それは以前から経験していることなので、一緒にお出かけしよう。と提案しても近所の児童館ばかり行ったり、自宅でゲームや本を読んだりという生活が1年くらい続いた。

無理やり誘っても行きたくないし、お互いに楽しいものではないので静観することにした。
その間、ジレンマがないわけではない。
同じ学年の従兄弟は毎日野球にのめり込み、めきめきと社会に触れて精神・肉体を鍛えている様子に。クラスのお友達は塾へ行き勉強をしているという。

それに比べ・・うちの息子は何もしていない。
そう思うと、子供時代の今を無為に過ごしているような感覚に苛まれそうになる。
もしかしたら、息子の大事な時間を、何かを習得する時間を無駄にしているのではないか。
この時期にもっと連れ出して、様々な経験をさせてあげないのは親として怠惰なのか。

など。

しかし。
そうではなくて。

彼には彼のタイミングがあるのだとしみじみと感じたのが、昨日の遊園地で過ごした時間だった。
ねぇ、ママとよみうりランドに行こうよ。
前日に提案したら、乗ってきたので。

翌朝8時半に家を出て、9時半によみうりランドに到着。
移動の電車も食事もジェットコースターも、どのアトラクションも。

二人で笑いながら、これも乗ろう、あれも乗ろう。
そうお喋りしながら。

そうだった。
この子にはこの子の成長ベースがあるのだと。
そのことを痛感し、他者との比較をしなくていいと言いながらも。
この子と向き合って、この子がどう成長するのかに心を砕けばいいのに。

 

個性を育むというのは、そういうことで。
ADHDと診断されようがされまいが、その子がどういう状況なのかを考えて。
どういう伸ばし方ができるのかを見られるようにしたいと。
改めて気づき、成長に喜びを感じ。
今までの忍耐があったからこその報われた気持ちもあり。

結局のところ、やはり本質を見ながら柔軟に、臨機応変に対応するしかないのだから。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


今世を生きる

40歳を過ぎてから。
人生の意味をより考えるようになった。

一度しかない人生なのだから。
自分の好奇心を封印するのを改めてやめることにした。

もともと君は自分の欲求に素直だった。
そう言われて。
自分のことをよく理解していないことに今更ながら驚きながら。

とにもかくも、私は周りの人たちに支えられながら生きている。

新年早々に、新しい法人を立ち上げた。
今度は、社団法人。

人の人生を巻き込む。
責任を持つこと。

子供の頃に聞いた言葉を思い出す。
社員の家族を養っている責任があるからな。という父の言葉に。

あぁ、社長というのはそういう責任があるのかということを意識した。

私の代表としてのイメージ像は・・。

関わるママ達。
そして、そのママ達の子供達の成長を近くで見られる叔母のように。
血がつながっていなくても。
「カオリコさん」と呼ばれて、いつでも抱っこ出来るような心の距離で。

一緒に成長していけるような組織作りをしていきたいと思っている。
私がお腹を痛めて産んだ子は二人だけれど。

どの子にも幸せになって欲しいと願うからこそ。
母親が笑顔でいられる環境作りをしたいと願う。

想いばかりで、いろいろな焦りを自分で感じながら。
そのいい意味でのプレッシャーを抱えて。
再三、同じことを繰り返し言葉にして。
自分に言い聞かせることをしている。

 

2018.1.11 の一粒万倍日。
「一般社団法人 ブルーミング・マム」 として登記した。
「株式会社リコラボ」 も、一粒万倍日の登記だった。

娘が何気なく呟いた。
大きくなってもママの会社に入らないからね。と。

あらあら。
そんなこと、1ミリも期待したことがなかったけれど。
環境がそう言わせたのだろう。

父の後を継いでいる弟(娘にとっては、祖父と伯父)の姿を見て。
子供が親の会社を継ぐイメージがどこかにあったのだろうと。

家庭環境の影響というのは、やはり学校以外の教育なのだ。
身近にいる大人が何をし、何を発言しているのか。

子供はよく見ているし、聞いているものだ。
自分自身がそうであったように。

 

そして、人生は何度でもやり直せるし、何度でもチャレンジできる。
まだまだスタートしたばかり。
これからの10年、20年を。

まだまだ走り抜ける体力を持ち合わせていなくては。
愉しめる人生も味わい尽くせぬのだから。

 

 

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人 ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


息子9歳の誕生日を迎えて

「今日は18時まで遊ぶ約束してるんだ。
あーちゃんのウチに行くなんて、そんなの聞いてない。」

そう言って、頑なに拒んだ。
もう、どんなに説得しても遊びに行くと言って聞かない。

「じゃあ、みんなで行ってくるよ。」と伝えても。
「オレは留守番してるから。」と言い張る。

そうか、そうだね。仕方ないから、先に実家へ行ってて。
と、夫の実家へ行く予定を少しだけ変更した・・・つもりだった。

夕方16時くらいには到着したいと言う夫。
そんなの分かっているけど、息子の意志は変えられないよ。と。

だから、後から電車で行くから。と伝えたのに。
15時になり、公園に迎えに行ってくる。と言って出て行った夫。

あー。そんなことをしたら、後からだって絶対に行かないって言うのに。
どうして分からないかなー。

全身で疲れた。
理解されてないんだなー。

「そんな風に楽しい時間を無理矢理中断したら、傷つくでしょ。」
「傷つかないよ。傷つきません。それに、本人のワガママだろ。」

「どうして自分のことじゃないのに、傷つかないって断言出来るの?」

あなたとは違うでしょ。分からないのに。勝手に決めないで。
それは、息子の心の声であると同時に、私の気持ちだった。

 

あぁ、あなたはまたそうやって私たちの気持ちを理解しようとせず。
自分の我慢できる基準で行動するのね。と。

 

公園で遊んでいた息子に声を掛け、一緒にいた友達とは別れたと言う。

それからしばらくして。
憮然として帰宅する息子。

「ママ、どうしてパパにちゃんと言わなかったの?」
伝えたのよ。と言っても。
息子は納得できない。

最初の約束と違うじゃん。
18時まで遊んで、その後ママと二人で電車で行くって言ったのに。
まだ、3時間もあるのに。遊ぶ時間がなくなっちゃったじゃん。

もう、絶対に行かないから。と言い張って。布団から出ない。

あー。
ほらね。こうなるってどうして予測できないの?
絶対に行かないって言い出したら、絶対に無理だよ。
今までもそうだったじゃない。

その中でベストの選択を考えていたのに。
遅れてでも顔を出せたらいいのにって。

新年会と誕生日会をしようって言ってた気持ちも。
方々に申し訳なさを感じながら。
私の気持ちも崩れた。

夫の言い分も本当は分かってる。
それでも、息子の気持ちも、義母の想いも考えてのことだった。
娘だって、まただ。と思っているだろう。

結局、夫と娘だけが行くことになった。

「お義母さん、すみません。今日は行けなくなってしまいました。」

電話で事情を伝える私。
掛けられた言葉に涙が溢れる。
「そうねー。それはママも辛いわねー。」と言う何気無い一言に。

 

気を取り直して。
じゃあ、二人で夜ご飯を食べに行こうよ。とネットで検索しながら。
ハンバーグにする?お肉にする?
オレ、食べ放題がいいな。と言いながら、なかなか決められないでいると・・。

なんでだよ。結局、ママが行きたいお店に誘導してるだけじゃん。

「もういい。誕生日なんていらない。」
印象的な言葉を吐き、わーんと泣く息子。

息子の誕生日のお祝いなのに、息子が優先されてない気持ちにさせてしまった。

あー。
やってしまった。
そうだよね。
ごめんね。

そういうところが、私にそっくりで。
驚くほど似ていて。
その感情が私の中に渦巻くのだった。

今度は、私が同化して苦しくなって。
悲しみが移る。

あぁ、この面倒な感情移入を。
このコントロール出来ない状況を。
ただただ苦しさを覚えた時間に。

それでも。
包み込むことしか出来ない。

 

一般的にはこうだ。という一般常識で行動が出来ないこと。
それは、一言に発達障害だからという表現をすることで片付けていいのだろうか。

私は自分のことをとても普通だと思っているし、日常生活に支障をきたすようなことをしていない。
対人でもトラブルを起こすこともなく。
日々の生活を営んでいるつもりだ。

 

今日もひとしきり言葉に落として。
自分と向き合い、受け入れる手段として。

 

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター

 

 


中学受験を控えて

母親となり。
我が子が中学受験をすることになった。

地方出身の私は、中学受験というものの重さを感じることなく育ち。
自分の小6だった頃を思い出す。

 

子育てとは、自分の過去と向き合う作業だと折々に感じる。
娘を出産したばかりの頃。
親子の関係をなぞるように思い出した。

今、親の立場になり。
どういう親で在りたいのか。
どういう母として存在するのかを考える。

繊細な我が子を。

 

その娘(小6)との会話を見て。
息子(小3)が解説する。

 

「だってさ。ママ。
ママがちょっと来て。って言ったら、怒ってなくても
怒られるみたいでしょ。
だから、怒られているみたいな気分になるんだよ。」

 

息子(小3)が冷静に私に言った。

そうか。そうだね。

親子の距離感。
成長するにつれて、愛情表現の仕方の変化をしていかなくちゃね。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター

 


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