2017年03月 一覧

ママ達のSOS

乳幼児を抱える母親は、しんどい。
それは、今に始まったことではないけれど、とかく理解が得られないことが多い。

激怒して1時間以上泣き続ける子供に「自分の子くらい泣き止ませられなくてどうするの?」と虐待の疑いで通報された私の家に来た警察官に言われたセリフ。

どうしていいか分からずに助けて欲しいのに、母親がやって当然。理解出来て当然。そんな言葉や空気・態度が伝わる。

母親の孤立をどうにかしたいと、私はママサークルという名目で、母親支援をしている。
サークルという組織で参加するハードルを低くしているつもりだが、それでも中ではグループになっているのじゃないか。派閥みたいなものがあるんじゃないか。と、初めての場所へ一歩踏み出すのには勇気の要ることに変わりない。

笑顔の裏の悲鳴は、届きづらい。
母親だから、笑顔でいなくちゃ。我が子のために、笑顔でニコニコしていなくちゃ。
泣くことを我慢して、初めての育児に新米のママはOJTがつくこともなく。
核家族化の中で、乳幼児検診で会うママ達も同じ新米同士。
解決策よりも「大丈夫」の一言がお互いに言えない状況。

みんな、ちゃんとやっているように見える。
私だけこんなに大変なのは、自分がオカシイんじゃないか。努力が足りないんじゃないか。
違うよ。そんなことはないよ、と。

少し先輩のママが、大丈夫だよ。
良く頑張ってるよ。

その一言を伝えられるだけで。
そういう居場所を作りたかった。
そして、今もブレずに活動をしている。

理解が出来ない夫は、1週間でいいから会社を休んで一人で育児をしてみればいい。
今度のGWにママを解放して、最低でも24時間は乳幼児と過ごしてみればいい。
それが、24時間・365日。
子どもの成長を肌で感じながら、本能で感じて欲しい。
「私」は、一人しかいない。
母・妻・嫁・私。
とかく、乳幼児の時期は、自分時間が圧倒的に、突然断たれる。
その修行を、パパも一緒に経験する機会が持てたら。
こんなに母親の悲鳴が轟くことはないのに。

社会と繋がれないことの不安。
自分のアイデンティティの不在。
養われているという負い目。
女性は、もっと自由でいいはずなのに。
出産することによって、強制的にかごの中に入れられる苦痛は、
キャリアを重ねている女性であればあるほどに、強烈なダメージとなる。

ママ支援活動は、ボランティアだけれど。
ボランティアにも限りがあるということを。
ママ活動だから、ままごとみたいなものでしょ。という認識を。
その常識と思っている人達の概念を突破する方法を。

 

お互いに尊重しあえる社会を。
今日も、子ども達の背中を見送りながら。

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント

登録商標 魅話力

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
元新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー


信じられるものとは・・

人生において。
何が本当で、何が虚偽なのか。
自分が誰で、どこから来たのか。
どこへ向かっているのか。
グルグルと目眩(めくるめ)く日々に。

目に見えるものだけが事実ではないこと。
言葉に出来ることだけが本当ではないこと。
願ったことだけが叶うのではないこと。

年齢を重ねながら、経験をしながら。
確信の色が濃くなることは、
やはり愛される経験を持つことなのだと思う。

幼児期の経験。
青年期の経験。
その年齢に見合った経験がある。

人生は短い。
人生は長い。

その人生を、死ぬ時に「楽しかった。」と。
そう思える生き方がしたい。

だからこそ。
目の前に起こることだけが全てではなく。
手にしているものだけが幸せにするのではなく。
そこにあるものも、ないものも。
自分を形成しているものは、満たされるだけではないことに。

上澄みだけを見るのではなく。
人は深く考えられる生き物なのだから。

 

前田カオリコ
話し方プロデューサー

登録商標 魅話力
動画コンサルタント

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー