2019年08月 一覧

それは虐待なのか。

人生の岐路というのは、どこを指すのだろう。
就職するときも、結婚するときも、出産するときも。

きっと私は子どもの魂を持っていて。
どこか純粋さと無垢さと、見たくないものを無意識に避けていたように思う。

子どもの頃。
本当に幼い頃。未就学児の頃だ。

願い事が3つ叶うなら、何をお願いする?という話で。
私は、一つでいいと思ったのだけれど。言葉にしなかった。

「悪い人がこの世からいなくなればいいのに。」

そういうことを。
それでも必要悪があるとか、世の中何が良くて、何が悪いなんて決められないんだよ。
そんな話を耳にしながら。

悪い人というのは、人を傷つけたり、暴力を振るったりする人のことだと。
当時の自分を代弁するとそうなるのだろう。

心から。
世の中にある虐待がなくなればいいと願う。

石垣島の旅先。
朝食を食べていたホテルでの出来事が脳裏に焼き付いたままだ。

ビュッフェスタイルの広い会場。
4人家族が少し離れたところで食事をしていた。
体格のいい父親の隣に、メガネをかけた小4くらいの線の細い男の子。
正面には母親らしき女性と、男の子の妹らしい幼稚園年長さんくらいの女の子。

突然、父親が隣に座っていた男の子の顎を突いて。
何か言っている。声が聞こえない。

愛情のあるスキンシップじゃないと感じ。
私はフリーズして目が離せなくなっていた。

すると、また父親が男の子に何か話しかけ。
その返事が気に入らなかったのか。

父親が男の子のこめかみの部分を、グーで殴った。
一瞬のことだった。
男の子は目をパチクリとさせながらも、泣きもせず。
黙って父親の隣に座っていた。

母親も妹も。
目の前で何も起こっていないかのように。
言葉を発することなく。
表情を変えることなく。
そのまま食事を続けている。

それって。
常習化していることなの?
どうしてそのままで居られるの?

私は食事が続けられなくなった。
その男の子の線の細さ。
父親の身体の大きさ。
母親の上品でいて表情のない顔。
妹は、かろうじて兄の表情を伺いながらも。
触れてはいけない雰囲気に。

苦しくなった。
そして、何もできなかった。
どう声をかけたらいいのだろう。
その子を守れるのだろうか。

どういう背景があるのだろう。
親子関係なのだろうか。
いろいろと想いを巡らせているうちに。

父親が席を立って。
男の子は、斜め後ろからもわかるくらいに。
明らかに苦しそうに食べ物を頬張って。
それでも、飲み込んで。
父親の後を付いていった。

気のせいだったのかもしれない。
そう思いたかったのは束の間で。

その後、母親が席を立ち。
その少し後に、娘が後を追うように。

今のは、食事が終わったということなのか。
それから、その家族はテーブルには戻らなかった。

家族の在り方とは、一体なんなのだろう。
厳しさと愛情は。

その家庭によって違うであろうけれど。
理想論だと言われても。

笑い声のある食事や、
殴らないコミュニケーションであって欲しいと願う。

虐待とは。
表面化しないからこそ。
そこに潜んでいて。

難しいけれど。
私ができることを模索しながら。
発信しながら。

声を上げていくことで。
届いて欲しいと願う。

非力でも無力でも。
それでも言わずにはいられない。

 

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。

 


イベント好きで、人好きな話

この夏のイベントとしてグランピング会場にてBBQを開催するという企画を提案されたので。
即「面白そう!」ということで、開催が決定した。

プレスリリースも配信しながら、グランピング施設のオープンと、サロンの3周年記念に加えて、ママ解放区プロジェクトとして企画協力。

総勢80名以上の方が会場に。

オトナの中に子供達も自然体験と、雰囲気を味わってもらいたいという想いを重ねて。
私の娘(中2)もアシスタントとして参加したのだけれど。

子育てをしながら想うのは。
自分にも学校などのコミュニティがあるけれど。
親にも親の人間関係があって。
その幅は実に学校よりも広いということ。

だからこそ。
夏休みにはイングリッシュキャンプやネイチャーキャンプ、訓練学校など様々な経験に向かわせる。

私は喋りの仕事をしているので。
イベントMCをさせてもらいながら。
オープニングからアナウンスまでを担当。
はたまたバスのガイドまでと雰囲気づくり。

その母の様子をサポートするかのように。
面白がりながら、世話をしながら見ている娘が面白くて。

私はリアルなコミュニケーションこそ大切にしているので。
そこにいるイベントや空気感に敏感になる。

イベントとは。
コンセプトとイメージを伝え。
そのことが明快になり相手が納得することで。

期待以上のものを提供したい。と考えながら。
コミュニケーションの重要性を改めて感じる。

とかくトップに立つものは。
そこがおろそかになることもしばしば見受けられ。
自分の得意分野だけで走るのではなく。
チーム作りというものを考えていけたらいい。

独りよがりになるのではなく。
イメージを共有することが、コミュニティであり。
一期一会のイベントであったとしても。

一体感や共感というものが、価値あるものに転化するのだと。

そんなことを考えながら。
イベントの原点に立ち返る機会となった。

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


娘の想い:平和ポスター展 最優秀賞

区立の中学校に通っている娘(中2)が、今年(令和元年)の新宿区平和ポスター展の作品に応募し、最優秀賞を受賞する機会に恵まれました。

 

新宿区の広報などでもご紹介いただけるとのことんですが、

(画像が見えづらくてすみません)

娘のポスター絵のキャッチコピーに驚きました。

「命の花よ、咲きほこれ」

という文字が赤ピンク色で描かれています。
そこに象が中央、ガーランド、イルカや魚が空を泳ぎ、花が咲いている草原。

虹が架かり、なんとも楽しげな雰囲気に仕上がっていました。

区の教育委員長、校長先生を始めとした、他の受賞者と保護者が参列する中。
受賞者とその保護者がスピーチする機会がありました。

娘の想いは

「世界中の生き物が笑顔で暮らせるような平和があればいいと思い、
植物図鑑や動物図鑑を参考にして描いた」

 

というのです。

この絵自体の評価をしていただけたことに、
母として一塩な想いがあります。

それは、わたし自身が社会貢献として、
また仕事の理念として掲げている言葉につながります。

「ママだからこそ、花開く人生を。」
「Bloomism (開花主義)」(カオリコ造語)
「Bloom your life* 」

 

とくに最後のBloom your life* は、
「全ての人に花開く人生を。」という意味です。

そのLIFE (生活・人生)を使っていたけれど。

娘の「命(LIFE)」という表現に。

気づかされるものがありました。

こうして家庭での会話の延長に、
きっとどこかに娘の中に残っていたのかと思うと。
(本人はどう言うか知りませんが)

やはり嬉しい限りだという想いに。
わたしでは成し遂げられないことを。
我が子の成長とともに経験させてもらえることに。

とても嬉しく、ありがたい気持ちで
母親をやらせてもらっています。

 


(大人に混ざってパステル画のレッスンを受けた時の様子)

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


溢れる涙に。

とめどもなく涙が溢れる。
あぁ、私の浄化作業が始まった。
そう気付くのには、涙が落ちてからしばらく経ってからだった。

抱えきれなくなった感情の解放は。
涙を流すことでバランスを保つ。

自分でも気づかぬうちにその要素は蓄積され。
オトナのフリをして平気を装いながら。

ハラハラと落ちる涙は。
我ながら見事だと思う。

大人になって、笑うことが少なくなるとか。
大人になれば、泣かなくなるとか。

そんなことはなくて。
オトナになっても。
いくつになっても。
自分の感情はそこにある。

喜怒哀楽を大切にしたいと生きてきて。
そのままオトナになったけれど。

そうして自分の心のバランスを保てるのならば。
やはり感情の解放はしたほうがいい。

それが自分でできないというのならば。
誰かの力を借りて。
解放する術(すべ)を得るしかないだろう。

ココロとカラダは繋がっていて。
自分がそうして存在する。

食べるものを意識して。
熟睡できる夜を過ごし。
安心していられる居場所を作ることに。

 

そうしてわたしは、再び自分の好きな自分でいられることを取り戻し。
いや、もともとそんな喜怒哀楽を感じ、表現する自分が好きだからこそ。

自分を赦し、解放し、受け止めることを続けるのだろう。

他ならぬ自分を大切にできるのは。
やはり自分自身なのだから。

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。

 

 


ベスト体重のその先に。

年齢と共に衰えを感じる今日この頃。
三十路の時に、わーわーと体型が崩れるとか20代との違いを力説されたような気がするけれど。
40代は、その比ではない。
40歳を超えての1年1年が瞬く間に過ぎてゆき、我が子達の成長は目覚ましく、
あっという間に取り残されていくというか。
しんどい時期なんて本当に一瞬だったのだと思えるから恐ろしい。

そんなことを思いながら。
どうにもベスト体重から2キロの増が停滞している。

今朝の体重と夜の体重の差が1.5キロ。
背中までむくんでいると指摘されたのが、2日前。
水をよく飲むようにとアドバイスされて、そのようにして今朝の体重がベストだったのに。
そんな一喜一憂をしながら、今日も過ごす。

我が子達は、実家に帰省しており。
信州の自然と戯れているようだった。

夏休みこそ。
普段できないことに没頭してほしい。
そう願いながら。

私の体重の行方と、我が子の進路と。
仕事の方向性と、やりたいことと。

夏休みは待った無しで。
人生もまだまだこれからなのだ。

諦めることなく。
これからも歩んでゆこう。

 

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。