言葉にこだわりがあるので、発せられる音については敏感。
それが、日本語でも英語でも、その音の舌の位置がどこにあるのかが分かる。
「それ、『L(エル)』の音じゃないです。」 とか。
「無声音でも、口の形はちゃんと作らないと届きません。」 とか。
「語尾まで意識してね。」とか。
今日は、英会話の個人レッスン。
単語をA〜Z まで言ってもらえば、その人の発音が分かる。
これは、話す仕事でも培ってきた分野でもある。
アクセントはどこに置くのか、アクセント辞典を引くこともあるし。
もちろん、NHK出版の「日本語発音アクセント辞典」を。
声は、その人の状態を伝えるツールだ。
健康なのか、どんな性格なのか、落ち着いているのか、そうでないのか。全て分かる。
外国語を聞くと、何語なのか耳を立てる。
ロシア語なのか、フランス語なのか、イタリア語なのか・・。言語は多彩。
タモリ氏が意味も分からないけど、
その国の言葉のように話すマネを観るのが大好きで、
見事にその言語の特徴を押さえているところに感服する。
とにかく、まぁ 何を言いたいのかというと
「話すことをもっと愉しめたらいいよね。」ってこと。
それを、美しくてもいいし、そうでなくてもいいけれど、意図してその言葉を選んで使っているという意識を持って。
言葉遊びは、脳の活性化にもなるし、刺激になるし、何より思慮深くなり顔つきまで変わるのだから。
考えることをアウトプットする手段としての言語。
だから、母語を大切にして欲しいという思い。
言葉はあなた自身を伝えるツール。アイデンティティ。
それほどまでに重要であることを、もっと多くの人に伝えたい。
魅話力®
話し方プロデューサー
前田カオリコ