1人の時間に飢えていた。
家族の時間に飢えていた。
子ども達との他愛のない時間が不足していた。
自分の時間を確保すること。
どれほど求められたとしても。
私がワタシで居るために必要最低限の時間は、
他の人のそれとは違うかも知れない。
こうして、文章を綴ること。
こうして、目の前にいる子ども達を慈しむこと。
ゆっくりと時間を共有すること。
長さではなく、愛情の濃さと言われていても。
私は、今の成長していく子ども達との時間を大切にしたい。
それと同時に、1人で居ることの究極の贅沢を。
自分と会話して、現状を把握していく。
私と仲良し。という絵本がある。
先日も、親子英語レッスンで紹介した。
そういうこと。
1人で居ることは、自分の考えを整理して行きたい方向へ導く。
食事を作り、娘とキッチンに立つ。
包丁を使いながら、大根の皮を剥く。
一緒にケーキやクッキーを焼いてみる。
出来立てが美味しいね。って言いながら。
娘の笑顔と、息子の反応を愉しみながら。
ママー。と呼ばれて一緒にソファに座りながら。
テレビを見ながら、自分の知識を誇らしげに話してくれること。
ママはすぐ忘れちゃうからね。と言いながら。
そうやって自分がしっかりしているんだよという主張を聞きながら。
ママに頼り切った甘えを受け止めながら。
寝顔を眺める。
スヤスヤと眠るその姿に、幸福で満たされる。
何気ない日常は、当たり前ではないこと。
日々の繰り返しは、意識して確保すること。
どれも、バランスが必要で。
だからといって、毎日の同じ繰り返しでは刺激が足りなくて。
駆け抜けた時間の濃さと、日常のバランスを。
そうやって、穏やかでいられる自分を創る。
そのことが、結果としてよいものになると知っているから。
前田カオリコ
話し方プロデューサー
登録商標 魅話力
動画コンサルタント
1976年生まれ 新宿区在住
2児の母
株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー