母親としてできることは何だろうかと。
そっと背中をさすって。
黙ってしばらくベッドに横たわり、涙を流す息子を見守った。
この日。
帰宅するなり、マスクが壊れた。と言って私に乱暴に投げつけて。
そのままベッドに横たわり、泣き始めた。
悔し涙だろうかと。
私は想像する。
何があったのか分からない。
でも、確実に彼は傷ついて泣いている。
そっと触って。
そっと頭を撫でて。
しばらくそうやって。
どうしたの?と声をかけたら。
あっちへ行って。という仕草に。
一人にする時間を作った。
理由が分からないので。
とりあえず学校に電話して、担任の先生に相談する。
どうやら見ていなかったということで。
追求しなくていいので、ご報告まで。と私。
体育の時間に何かあったのかも。とか。
いろいろと想像するけれど。
生きていたらイヤな思いもするよね。
それをどう乗り越えていくかだなぁと。
私は余計なことを言いすぎず。
過保護になりすぎずに。
そっと彼が成長する姿を見守りながら。
いつも味方でいることしか出来ないのだ。
涙する姿に。
シンクロするように。
涙が流れる。
そうか、辛かったのね。と。
でも言わないでおいて。
今回は、そっと寄り添うことを選んだ。
泣いていいから。
泣ける感性だということを。
きっと学校では泣くのを我慢したんだろうと思う。
そんなことを思いながら。
いつもと同じように。
ご飯を食べて。
本人が話してくれたら、そのまま聞いてあげよう。
話してくれなくても、そのままにして。
前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)
新宿区在住
2児の母
一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
ママ解放区®️プロジェクト 代表
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。
*女性の生き方を変える*ブルマムアカデミー
https://bmacademy.net
*話し方から魅力開花*魅話力道場
http://miwaryoku.jp/service/