その一言を、送ってしまった。
彼女にはキツい一言だと知った上で、それを伝えた。
不幸は、招き寄せる。
幸せは、言うまでもなく。
何故、悲しそうに笑うのだろう。
悲しいのに笑うと脳が混乱する。
あの人もこの人も、幸せそうに見える。
果たしてそれは事実なのか?
自分に都合よく
幸せを他者に投影させて、
あたかも不幸などないように見たいだけではないのか。
誰もが全て上手くいくようなレールが敷かれているワケではない。
自分が持っているものを数えるのではなく、他者の宝物を数える。
自分しか持てない輝きに注目するのではなく、そうでないものにばかり目を向ける。
「誰かを幸せにすること。」
それは、自分が満たされてからでもいい。
自分が枯渇しているのに、それなのに誰かのために時間を使い、
自分がその人のためをとして行っていることが、
果たして本当にその相手にとって幸せなのだろうか。
そして、
本人はそれを本当に求めているのだろうか。
自分の持っていたものを活かさず、他を補おうとすることの無意味さに気付かず、
幾度過ちを重ねるのだ。
それは、何より自分に対しての罪。
それも、かなりの重罪。
大切にされたいという欲求が、「他者を大切にしている。」ということで問題をすり替える。
なぜなら、その方が楽だから。
自分の心が枯れている。という事実を受け止められないから。
大したことのない自分。
だからこそ、大したことがないと知ることにより、誇張も誇示もする必要がなく、
持っていないものを持っているフリをせずに受け止められることで、呪縛から解放される。
プライドの持ち方を間違えると、ものすごく無駄だ。
誰の元にも平等に「時」は流れる。
その時間を「待つ」ことで幸せを掴むのか、
「能動的になって」求める幸福を選択していくのか。
前田カオリコ
話し方プロデューサー 魅話力 (R)
1976年生まれ 新宿区在住
2児の母
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー
『魅話力®』検定 作成中