Who am I? エニアグラムで自己探求 vol.08 自分が成長してきたなと気づく瞬間

みなさま、こんにちは。
今年の前半も終わりましたね。梅雨の雨音をBGMに書いています。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?私は、思春期の娘の成長を見守りつつ、地元西東京市で引き続きコロナ感染対策に留意しながら、プライベイトサロンとエニアグラムを活用したコラボの仕事、そして、10代の子どもたち向けの新しいオンラインコミュニティー作りを本格的に始めています。

私と同じ、思春期のお子様をお持ちのママも読んでくださっていると思います。この時期特有の不安定な心の我が子にどう接していいか分からないと感じている方も多いのではないでしょうか。子どもといっても、10歳を過ぎれば、自分の内面の動きや性格に興味を持ち始めます。他人のとの違いを意識したり、優越感↔劣等感なども芽生えます。そして、自分のエニアグラムタイプを知ることも出来ます。あくまでもタイプを決めるのは子ども本人です。親が自分のタイプのフィルタを通して予想するタイプとは違うことも多いのです。

娘が「私このタイプだわ」と言った日、その言葉に沿って、幼少期からの我が子の様々な場面を思い出してみました。すると、あの時はこうゆう気持ちだったんだなぁ。そうゆう信念や理由で起こした行動だったんだなぁ。私の言葉や態度は負担だったかもしれないなぁ。と謙虚に受け入れることができました。親が自分の内面のしくみを理解出来ていれば、相手の内面のしくみも抵抗なく理解できるのです。エニアグラムを知れば、子どもと上手に寄り添いながら、より良い信頼関係を築くことができます。

さて、今回は、前回ご紹介したストレス(分裂)の方向と対になる理論である、成長(統合)の方向について、お話しします。エニアグラムの図で一つのタイプの数字にあたる点から出る2本の直線の内、もう1本が成長(統合)の方向を示します。

タイプ1→タイプ7→タイプ5→タイプ8→タイプ2→タイプ4→タイプ1
タイプ9→タイプ3→タイプ6→タイプ9

自己探求が深まり成長していくと、自分のタイプから見て、成長(統合)方向にあたるタイプの良い状態の行動に似た態度が表れると言われています。成長すると、成長の方向のタイプに変化するという意味ではありません。

●タイプ1→タイプ7
自他に厳しく怒りや批判がわきやすいタイプ1が、健全なタイプ7のように、もっと自然体で喜びに満ちる。

●タイプ7→タイプ5
あれこれ手を出し意識が散漫なタイプ7が、健全なタイプ5のように、もっと集中力と奥深さを増す。

●タイプ5→タイプ8
自分ひとりで知識をためこみ、傍観者的なタイプ5が、健全なタイプ8のように、もっと外に向かう自信と決断力を持つ。

●タイプ8→タイプ2
欲望が強く、支配的なタイプ8が、健全なタイプ2のように、もっと心を開き、思いやりを持つ。

●タイプ2→タイプ4
人助けのプライドがあり、自分自身のニーズを後回しにしがちなタイプ2が、健全なタイプ4のように、もっと自分自身のケアをし、自分の感情に自覚的になる。

●タイプ4→タイプ1
自分に欠けているものの存在を羨み、激しい感情を持つタイプ4が、健全なタイプ1のように、もっと客観的で節度を持つ。

●タイプ9→タイプ3
波風が起こらぬように出来るだけ動かず、自己軽視しがちなタイプ9が、健全なタイプ3のように、成長志向でエネルギッシュになる。

●タイプ3→タイプ6
見栄っ張りで、自分を一番良く見せたいタイプ3が、健全なタイプ6のように、もっと人に協力的になり、責任感を持つ。

●タイプ6→タイプ9
常に不安や恐れを感じ、悲観的になりやすいタイプ6が、健全なタイプ9のように、もっとリラックスし、楽観的になる。

いつもの自分の得意なパターンとは違う行動が自然にできて、ものごとが上手くいく経験をされたことはありませんか?
残念ながら、成長の方向の良い状態が自分にとってのお手本になると考えて、そのタイプを単に真似ることでは、自分らしい真の成長は得られません。自己探求が深まったその先に、自然にそのような行動が出来るようになっている自分に気づくことで、客観的に自分が成長に向かっていることを知ることができます。

是非、参考にしていただき、日常の中でのご自身の行動をさらに客観的に観察してみてください。

美のARIKA
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