「息子がボーダー?」 ~わが家の就学相談奮戦記 vol.8(最終章) これからのイメージ ~将来に向けて~

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息子の通う小学校では、
特別支援学級の保護者向けに茶話会と言う名目で、
ざっくばらんに話せる場を学期に一度設けて下さっています。

特別支援教育をとりまく環境は目まぐるしく変わっているので、
進学や就労についても常に情報を得るよう努めることの必要性や、
日々の些細な進歩の積み重ねを繰り返し子供に実感させて行くことの大切さ。

いつも温かい目線でお話して下さり本当にありがたく、
その中でも特に心に残ったお話が兄弟との関係についてでした。

親の自分達がいなくなってからも関わることになる一番身近な家族。

それぞれの成長の過程で
精神的にも実際の距離感も一旦離れる時期が恐らくあるとは思うけれど
必ず戻る時が来る。

お互いを認めてその絆がより強いものになるために
兄弟が頑張っていることや得意なことなどを
幼いうちから繰り返し繰り返し伝え続けることだと。

兄弟に希望するのは「一番身近で精神的な味方」というスタンスであって
具体的なフォローを兄弟に求めないこと。

兄弟、わが家に置き換えると息子とその妹である娘の関係。
ぼんやりながら一番身近に感じる不安要素でした。

息子より3歳下の娘は今4歳。
女の子ということもあるかと思いますが
すでにいろいろなことを理解しながら話している様子。

息子本人より先に息子の状況について
疑問に思ったり、聞いて来たりした時に
どんな風に話そうかと、漠然と感じていました。

校長先生がお話して下さった通り、
息子が頑張っていることや得意なことなどを
私達なりにたくさん娘に伝えて行きたいと思います。

 

また、息子の就学相談中
私達夫婦を突き動かしてくれた忘れられない言葉があります。

「どういう選択をしても、あちらにすれば良かったのではないか。と迷う時があると思う。
その時のためにも、あれだけ悩んで決めたのだからと自分達が納得できるくらい、苦しいと思うけれど今悩むだけ悩みきって。」

これは息子がお世話になった療育の先生の言葉です。

その先生は特別支援学級に進学することになった際
「どんな環境にあっても常に○○くんの可能性を探り続けてあげて」
とも言って下さいました。

無理はさせず。
でもただ現状に満足するだけでなく
できる限りのチャレンジと
その機会を持つことを
し続ける。

そんな中で、息子が将来に繋がる何かを見つけることができたら。

そしてグループ療育でお世話になった先生の
「お休みしたお友達の心配をするような優しさは教えて身に付くものではないと思います。」
という言葉には、一番大切なものを気づかされました。

 

これまでいろいろな方に関わってもらいながら
右往左往、試行錯誤

迷走しながらなんとかたどり着いた気がしますが
まだまだようやく始まったばかりの学校生活。

これからもできる限り
多くの方の目で息子を見て頂きながら

息子が心身ともにのびのびと
ペースはゆっくりでも着々と
息子らしく成長して行ってくれることを願っています。

~終~

 

 

 

 

みゆきさん

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専門学校を卒業後、都内のホテルに12年間勤務。
結婚10年目で出産後は専業主婦生活。
趣味は家族でアウトドア。
7歳男児
4歳女児の母。
世田谷出身
新宿在住

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