文化の違いは対話(抗議)で解決!【world育児通信「楓の木の下でのんびりしよ♪」vol.2】

column-world-canada-top02

緑が増して、庭に遊びに来るリスも活発になり、我が家の愛犬Cleoは追い払うのに大忙し。
木から木へ飛び移る大運動会、かわいいから見ていたいんだけどなぁ。

Hello!! ドッグトレーナー主婦のCocoです。

海外で生活を送っていますが、日本にいる両親、友人、その他たくさんの方の支えがあってこそ、
今、穏やかに暮らすことができているのだと、いろんなことに感謝しっぱなしです。
そして、今という時代にも感謝。私の両親には、かわいい孫たちと年に1度しか会わせることができない。
でも、ネット環境さえあれば、テレビ電話でいつでも元気な顔を見られるんですものねぇ。本当にありがたいもんです。

さて、話は全く変わって、私がダンナと出会って結婚した当初、
私にとってこんなにパーフェクトな人はいない!と本気で思っていました(いや、もちろんその後いろいろ出てきましたけどね、そりゃそうよ)。

でも、ひとつだけ許せないことが!文化の違いなのかしらねぇ、謝んないのよっ!

何に対して謝らなかったとか、そんな細かいことは忘れちゃったけど、
「謝る」って、負けを認めるってことだから、簡単には謝らない、っていう欧米文化丸出し。

これ、文化的なこと?それとも個人的なもの?
でもね~、私は日本で生まれ育った生粋の日本人。
何かちょっとしたことでもすぐに「スイマセン」の文化ですよ。

その私にゃあ、とにかく謝ってもらえないのが我慢ならんかった!
大した事なく聞こえるでしょ?いや、想像してみてくださいな、「スイマセン」が全くない生活を。
最初はよくても、そのうちカチンッカチンッくるから。

だから、泣いて抗議した!溜まり溜まっていたんでしょうなぁ。

わざとじゃなかったことは分かっているけど、
あなたが私を傷つけたことは事実(って言ったって、ただ足を踏まれたとかその程度だけどね)なのっ!
わざとじゃなかったら、いくらでも私を傷つけてもいいっていうの?
それでも謝らないのっ?そんなの私耐えられない!謝って!
とにかく、私があなたのせいで痛い思いいをしていることに対して謝って!謝れ!謝りやがれ!こんにゃろ~!

と。

ま、ダンナは「ポッカ~ン」ですよね。
しかも私のつたない英語で。どれだけ正確に言えたかは定かではありませんがな。
でも、私の必死の形相から、気持ちは伝わったみたいです。
それからは、私の気持ちを尊重して、小さなことでも謝ってくれます。

こんな文化の中で自分の子供たちも育つのかと思うと、日本人として抵抗がありました。

ずっとココで暮らしていくならいいのかもしれないけど、将来日本で暮らすという選択肢だって、子供たちにはあります。
こういう小さい違いもきちんと理解して、臨機応変に対応できる人になって欲しいわけです。
なので、ちょっと厳しいくらいに子供たちには、「ありがとう」と「ごめんなさい」だけはきちんと相手に気持ちが言葉で伝わるようにと話しています。

だってダンナの家族は、殆どアジアとの接点を持っていない人たちばかり。
欧米かっ!欧米よっ!(もう古いですよね。。。)母の国の文化を子供たちに伝え続けていけるのは母だけっ!
長い道のりだけど、私負けないっ!がんばるっ!
 

 

 

 

カナダ(Ottawa)在住 Coco さん

column-world-kyoko-03Dog trainer、4歳の息子&1歳の娘のママ。

大学卒業後地元に戻り、FM軽井沢にパーソナリティ兼リポーターとして、開局メンバーとなる。
FM軽井沢退社後、なぜかふらっとカナダ・バンクーバーへ渡り、
Dog training schoolへ入学後、Dog Trainerへ。
バンクーバーがかなり気に入ってしまいWork Permit(Dog trainingとは無関係ですが・・・)を取得。その後、移民。
その過程で、運命の人と出会い国際結婚。カナダ国内を転々としているカナディアンジプシーのような生活。早く落ち着きたいものです。

Dog traniner復活(?)の日を夢見て目下、二人の育児に奮闘中。


コメントは受け付けていません。