妊婦は45歳。上の子とは14歳差。 嬉しびっくり家族みんなの成長日記 ⑫・⑬

⑫「やりこなしてしまうこと」が、災いとなる

体調も落ち着き、動ける日が多くなった。
そうは言っても、夕方になると体調が落ちる。

体調を何とか管理しながら、家事をこなす日々が続いた。
時には、体調を修復しきれなくて、家族に家事を頼むが、スルーされる。

家族に辛さを伝えても、あまりわかってくれていない様子。

元々、私の表情は元気に見えるらしく、過去を振り返っても、
いろいろな病院の先生に、大丈夫そうに思われる性質だ。

そうそう、次男の出産を5時間前に控えていたあの時の個人病院の先生にも、

「あなたの顔見ても、すぐに生まれる感じしないわ。
だって上の子の夕飯まで作ってきたんでしょ?まだまだよ、出産まであと1日かかるかもね。
早く来すぎじゃない?帰ったら?」

と、危うく追い返されるところだったくらい。

だから、家族にわかってもらえなくても仕方がないが、
かと言って、やってもらえないのもキツイので、この状況は放置できない。

(これは大袈裟くらいに伝えて丁度良いのかもしれない。)
そう思った私は、そのままの心境を伝えてみた。なぜか勇気が必要に思えた。

「そこまで私の言葉をスルーされると、大切にされている感じがしない」
「みんな、赤ちゃんが生まれてくるのが楽しみだというけれど、私は、ひとりで体調と闘って孤独に感じる」など。

夫は、「孤独」という言葉に反応して、背中をさすってくれた。
ところが、私の背中があまりにもガチガチに固まっていたらしく、状況が一変。

手立てを一緒に考えてくれたり、毎晩背中のマッサージをしてくれるようになった。

実は、今年6月追突事故にあって、
整形外科ではわからなかったが、その後遺症の影響も思った以上にあったようで、
夫が薦めてくれた整骨院や、夫の毎晩のマッサージで体の調子が日増しに良くなった。

夫は、
「あこちゃんはなんでもできちゃうから、見ていてもこっちも平気に感じちゃうんだよね。ちゃんと伝えてね」と、言ってくれた。
やっぱり伝え方の問題だったらしい。もっと上手に言えるようになりたいな。
今や夫のスーパーヒーローぶりがさらにアップして、私も感謝しても感謝しきれないくらいに感じている。


⑬ ミニパパ誕生

女の子でも男の子でもいいから赤ちゃんがほしいと明言した通り、
次男は、お腹の赤ちゃんに常に常に気にかけてくれる。

だからと言って、用事を頼んでも動いてくれるわけではないが(笑)、
買い物をみずから行ってくれたり、私の身体を気遣ってくれる。

まるで夫のよう♡
ミニパパ誕生だ♡

これまでは、末っ子全開で11年間生きてきた次男。
私の妊娠をきっかけに、変化している。

それはまだ言葉に言い表せないけれど、
本来持っている優しさと穏やかさが際立ったのは確かだ。

そんな彼がいまの時点でいちばん気にしているのは、名前。
お腹の赤ちゃんに「ボブくん」と命名。

そもそも、お腹の子が女の子って感じがしていたと言っていた次男。
家族みんなから、「本当に女だったらどうするんだ!」と突っ込まれるも、
決めてから毎日そのように呼んでいる。

ところで、名前の話をしだすと、夫を含めた男子3人は、暴走しはじめる。
ドラマの登場人物の名前を当てはめたり、絶対あり得ないだろう歴史上の名前を付けて爆笑したり、
漢字の画数が少ないのにしてくれと言い出したりだ。

私は仕切り直して、キラキラネームって何かをみんなでお勉強。
漢字の意味も大事、字画も調べると気になるというのは、何となく家族みんな一致するところ。

次男は、字画を調べるサイトで真面目にチェック。
ついでに、ブルーミング・マムの祐香ちゃんと絵理ちゃんにいただいた
おもちゃのお下がりをどのように遊ぶのかも、念入りにネットでリサーチ。

その後ろ姿はやはり夫そのもののようで。
ミニパパの誕生だ。
 

 

 

 

堅田亜貴子さん

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ファミリーファシリテーター

*既婚
*2児の母 (執筆時 14歳・11歳の息子の母)
*東京都世田谷区在住

*資格
中学・高校第1種教員免許(数学)
品川区学習支援員

両親や家族の喧嘩が絶えない家庭で育ち、比較的早くに両親と他界。

結婚後、幸せな家庭を築いていきたい気持ちとは裏腹に、『育児をめぐる家族関係の悩み』『セックスレスの悩み』に陥り、将来の希望を失い、離婚の危機に陥った。

そんな中、ビジョン心理学に出会い、8年間かけて、こころの成長や感情との向き合い方、人生のパワーの持ち方を学ぶ。

実践的に家族と向き合い、
算数や数学と人生の関係を発見。夫に一家のパワースポットと言われるくらい変化を遂げてきた。

現在は、あらゆる経験を活かし、夫婦の絆が自立した子どもを育てる『人生の成功を支える家族の基盤構築のためのファミリーファシリテーションプログラム』を開発。学校嫌い、自信が持てない、受験を控えて元気がでないなどの子どもたちのための個別指導から、「女性のためのセックスレスカウンセリング」、キャンプ「家族みんなで幸せご飯」まで、個々のご家族に合わせたサポートをさせていただいている。


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