「モンテッソーリ教育」〜アキコママの経験談〜 vol.6 『ナニモナイ』からの出発

column-montessori-06

はじめてのキャンプで失敗したものの、
開拓し甲斐のある道の面白さに惹かれ、

2回目以降のキャンプに向けて
キャンプに必要なものを今更のように調べはじめた。

テント探しをしながら、キャンプ用品専門店を渡り歩く。

寝袋も機能性があったり、
テントの中に敷くマットがあったり、
それだけではなく

かっこいいガスバーナー!
キッチン台!!
専用のゴミ箱!!!
焚き火用のコンロ!!!!

もう色々あって、最初は楽しくて大はしゃぎ!

しかし、お値段が高くって、
安ければいいというものでもなく、
何を揃えるか?
優先順位を考えた。

結局、初回購入したものは

ナニモナイ

で終わった。

理由はこうだ。

健全な自立を目指すキャンプだから、ナニモナイのがベストだなと。
(いま思うと、この決断は私たち家族らしくて良かったと思う。)

私たちがひと晩過ごすために必要なものは、
家族の「あったらいいな」の声を元に、
まずは家にあるものを組み合わせて工夫するところから始めた。

例えば、

ダンボールの机は、軽くて便利で子どもたちのお気に入り!
布団カバーをつなぎ合わせた布団はパパとママの体温で子どもたちもぬくぬく☆
家のコルクマットはキャンプ場でも寝床に最高!
ガスは使わず、燃料は炭にすることで、子どもたちは湿気を知ったり、
コンロを石で作ることで、風が『大敵』だということも、『必要だ』ということも知った。

学びは尽きない。

結果的に思いのほか、子どもたちも率先してアイデアを出すようになるくらいまで成長できた。

家族で困ったときにこそ
家族で、まずは目の前にあるものを囲み、アイデアを出し合って乗り越える!

子どもの発想は、大人の頭を柔らかくしてくれて、すばらしい!

ある時、そんな私たちを見て、キャンプ場のひとに言っていただけたこと。

「とってもいいキャンプしてるなあってずっと見てたの。
困ったときにお金を出して解決したら、
子どもは無力感を感じるものなんだよ。
子どもたちもよく働いてるね」

オリジナルのキャンプ生活を創り上げていくプロセスは、
私たち家族らしい形を創り上げていくプロセスだったのだとわかり、
すごく大切なことをしているのだとわかった。

後日、モンテッソーリスクールの先生にご報告。
なぜなら、日々の園での学びを、わたしたちなりに取り入れたものだったから。

先生もとっても喜んでくださり、「ぜひ他の人を誘って連れて行ってあげてくだ
さい」と。
何だかすごくうれしかった。

 

 

 

 

堅田亜貴子さん

promom-012-kataada
ファミリーファシリテーター

ファミリーファシリテーター
*既婚*2児の母*東京都世田谷区在住
*資格 中学・高校第1種教員免許(数学)

両親の喧嘩が絶えない家庭で育ち、比較的早くに両親と死別。人生のアップダウンは続き、『将来に希望が持てない』『子育てにもがく』『離婚の危機』にいったん陥ったが、こころの成長と共に、人生にも平穏さを取り戻すことに成功。
現在は、算数・数学の教師経験をベースに
『From the family ~家族から平和を』をビジョンに
夫婦の絆が自立した子どもを育てる☆人生の成功を支える家族の基盤構築のための独自開発プログラム ファミリーファシリテーター育成プログラムをベースに、

*受験前のお子さんや起業前のママに向けて、【ビジョンを応援する個別単発カウンセリング】
*ご家族のありのままが見えるファミリーキャンプ、【家族で幸せご飯】
*ひとつ向き合うごとに自信がつく 全く新しい算数・数学の学習法 【トラストメイク学習法】 を提供している。

メルマガ「家族みんなが幸せクリエイター」のご登録は、
http://fromthefamily.jp まで☆


コメントは受け付けていません。