年長進級と同時にスタートしたグループ療育。
時期的に就学相談についての話題も出て来ました。
最初はみんな就学相談そのものにピンと来ない状態。
むしろ、普通学級に通う為に今できることをする!という思いで療育に通っているため、
就学相談によって普通学級か支援学級か判定を受けるというイメージすら湧いて来ませんでした。
みんなより少し早めに支援学級の見学や就学相談を始めたメンバーに続いて、
年長一学期の終わりには全員がそれぞれ就学相談を開始していました。
就学相談の申込みは、
療育に通っていた子ども総合センターではなく、
区の教育委員会に申し込むことになっていて、各自申し込んだ順に始まりました。
まず、それぞれの幼稚園に教育委員会の担当が子供の普段の様子を見に行き、担任の先生にも話を聞いたようです。
これは、親には日時を伝えられず事後報告でした。就学相談を申し込んでからすぐに行われた様子。
その後、以前受けた田中ビネーとは別のwisk(ウィスク)という発達検査を教育委員会で受けました。
田中ビネーが全体的な知的発達レベルを見るのに対し、
wiskはさらに細かく子供の得手不得手の特性を見るのが適切な検査との説明でした。
一般的に 田中ビネー > wiskで、数値は平均10違うと言われているようで、
息子もちょうどそのくらいの違いがありました。
わが家の場合、ここまでがちょうど夏休みまでに終わり、二学期に入ってから
医師による面談と集団行動観察を経て、判定という流れでした。
(医師面談と集団行動観察については改めてお話させて頂きます)
これらの流れと平行して、各自が学校見学も進めました。
みんな、近隣の普通学級と区内の支援学級の両方を見学していたようです。
わが家も、自宅近くの通学予定校を含め、近隣の小学校の普通学級3校と、
区内の支援学級5校全てを見学しました。
学校の雰囲気、授業、先生の様子など、学校ごとの印象はそれぞれでしたが、
普通学級でも支援学級でも、無意識に一番注意して見ていたのは子供達の様子だった気がします。
普通学級では、一時限45分が大人でも思いの外長く感じ、
実際落ち着きがなく集中が続かない様子の子供も結構いたため、
この感じだったら、とりあえずはうちの息子も紛れることができるのかもしれない、と思ったり。
でも、生徒20~30人に対して先生は1人、ひとたび授業について行けなくなったら
放置されてどんどん遅れてしまうなぁ、とも思いながら見学していました。
支援学級は、学校によって人数の差がかなりあり、
わいわいガヤガヤした雰囲気の学級と静かな印象の学級と差が大きかったです。
生徒3~4人に対して先生が1人、さらにそこに加配の先生がつくことも、
そして、普通学級との一番の違いは教科書がないことです。
子供一人一人に合わせた内容とスピードで授業が進められるため、これも学校ごとにかなり印象の違いがありました。
普通学級と支援学級の両方を見学して一番感じたことは、それぞれの内容と印象の違いが大きくて、
どちらにも息子がいるイメージが浮かんで来ない・・・というものでした。
つづく
みゆきさん
12年間の勤務でロビーサービス、秘書課、ブライダルコーディネーターを経験。
結婚10年目での出産後は、思いがけない専業主婦生活を送る。
趣味は家族でアウトドア。
世田谷出身
神楽坂在住
7歳男児、4歳女児の母