「モンテッソーリ教育」という名の子どもの自立にフォーカスした教育をし始めて
最初に私が気づいたことは、自分の子育ての中で、息子との距離感が近すぎること。
例えば、
□ 朝、子どもが元気に登園できないことを俯瞰(ふかん)して見られない
□ 子ども同士の関わりを見ていて、子どもを不甲斐なく思う
□ 子ども同士がトラブルになったときに、子どもがどうか以前に、私が腹が立っている
□ 子どもの気持ちを聞けなくなっている
□ 子どもの気持ちより、私のやり方を子どもに押し付ける
□ 子どもがお泊り保育の時に、切なくて泣ける
□ 子どもが幼稚園の中で役割を担当した時に、子ども以上に緊張が走り、一生懸命練習させたくなる
など。
親として、心配するのが愛だと思い込んでいた私。
一方で、「私が母親としてダメだから、子どもがこうなんだ」と結びつけること
で、自分を責め続けてしまって、一向に子どもを見られないということも起きていた。
状況は混乱するばかりだ。
この「良かれ」が子育ての悪循環に陥る罠だと気づいたのは、悲しくも、ずいぶん後のこと。
園の先生に、母子の距離感が近すぎると言われてもピンと来なくて、
子どもの人生を尊重しようと思うけれど、やってることは、子どものわがままを助長していたり、
逆にものすごく厳しくなりすぎて、子育てを楽しめないでいたのだ。
この感じ、多かれ少なかれ、誰しも当てはまることなのでは?と思う。
それもそのはずで、こころについての教育がほとんどなされていないのが実情。
保護者会などで、
「子どもを俯瞰して見守ることが大事」
とか、
「子どもはひとりの尊重された人間です」
などと伝えているものの、
その先は、
それまでに培ったお母さん自身の人間力に頼りすぎていて、特に頼る親が身近に
いない家庭に、いろいろなひずみを生んでいるのでは?と私は捉えている。
私も自慢にならないが、両親に他界されて、不安いっぱいで、自分の足でどうやって子育てをしていっていいか?
母親である一方で、内面は、誰かに依存したい気持ちでいっぱいな中での子育てだったのだ。
さて、そのわたしが、その後、どのように取り組んだのか?
ポイントをひとつ挙げるなら、
子どもたちと一緒に、わたしも自分の自立をやり直し、
あらゆる感情と向き合っていったのだ。
決して、「○○すべき」といった自分で自分をコントロールしたり、
頭でっかちになったり、
よい母親、わかる母親をするのではなく、
私自身が内面に向き合い、自己成長することで、
子どもに自然に伝わることを目指したのだ。
その甲斐があり、いまに至る。
実際の取り組みは次号から。どうぞお楽しみに☆
堅田亜貴子さん
ファミリーファシリテーター
*既婚*2児の母*東京都世田谷区在住
*資格 中学・高校第1種教員免許(数学)
両親の喧嘩が絶えない家庭で育ち、比較的早くに両親と死別。人生のアップダウンは続き、『将来に希望が持てない』『子育てにもがく』『離婚の危機』にいったん陥ったが、こころの成長と共に、人生にも平穏さを取り戻すことに成功。
現在は、算数・数学の教師経験をベースに
『From the family ~家族から平和を』をビジョンに
夫婦の絆が自立した子どもを育てる☆人生の成功を支える家族の基盤構築のための独自開発プログラム ファミリーファシリテーター育成プログラムをベースに、
*受験前のお子さんや起業前のママに向けて、【ビジョンを応援する個別単発カウンセリング】
*ご家族のありのままが見えるファミリーキャンプ、【家族で幸せご飯】
*ひとつ向き合うごとに自信がつく 全く新しい算数・数学の学習法 【トラストメイク学習法】 を提供している。
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