発信することの意義

サークルのHPでは、専門家ママによるコラム記事を掲載している。

・海外で暮らすママのリアルな感情・現地と日本の違いに戸惑う姿をありのまま書いてくれていたり。

・育児アドバイザーのママは、実体験や経験を踏まえた親子の関わり方について。

・不妊治療を経験したママは、その実情を経験したまま伝えたいと執筆してくれている。

・温泉ソムリエのママは、赤ちゃん連れでも行ける温泉や効能について優しく教えてくれる。

・今度お願いしたいママは、薬剤師目線からの薬との付き合い方について。

 

みんな自分のキャリアや経験を踏まえて、ママになって気付いたり発見したことを多くの人に知って欲しいと願って書いてくれている。

デリケートな内容もかなりある。表現や伝え方に悩んだり、考えたりして
とても言葉を慎重に選びながら。

 

コラム執筆者の記事を最終的に確認するのは、私の役割。

執筆者の個性を残しながら、校正を入れる。
伝えたいことを、伝えやすくするために。

 

そして、私はタワゴトと称して日々、思い・感じる事をつらつらと綴る。

発信することは、その記事や言動に責任を持つ事。
その覚悟を持ちながら、今日も。

その根底には、誰もが住みやすい社会になって欲しいから。
誰かを攻撃したいのではない。

その現実があるという事実を伝えるだけのもの。
表現の自由をはき違えることなく。

真摯に受け止めながら、自分というフィルターを通じて表現することも義務になるのではないか。
そんな気がしてならないから。

 

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前田カオリコ

エッセイスト・話し方プロデューサー

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格

 


クルクルと表情を変える心の天気模様

時折、ものすごく疲れることがある。

抜けない疲れがたまると、ハラハラと涙が流れる。
泣く事で、バランスが取れると知ったのはいつの頃からだっただろう。
自分にストレスが掛かっている事すら気付かない。

愉しいことにまぎれて、心の負荷を見ない。見えない。

時々、心が砕けることもある。
時々、嬉々として我を忘れる。
時々、切なくて苦しくなる。
時々、幸福感に時が止まる。

「自分を殺さないで生きていきたい。」
中学生の頃、交換日記に書いた。

そう言えば今の子は、交換日記なんてするのだろうか。
自分の気持ちを、自分の字で紙に書き落とすなんて素晴らしい自己対話。

自分とコミュニケーションを取る最高の手段。

 

 

最近は、涙を流すタイミングすら分からない。
決壊する前に、対処出来ないものか。

枯渇している。
乾いている。
何かが足りない。
焦燥感。

バランスを保ちながら日々を重ねる。

 

それは、ある意味で大人で、ある意味の惰性。
いろいろと抱えながら生きている。
抱えているもののバランスが崩れる前に。

捨てるものは捨てないと。
持ちきれないからね。

余計なものを持ちすぎない。
涙と一緒に流せたら、スッとするのに。
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前田カオリコ

エッセイスト・話し方プロデューサー

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格

 

 

 

 


繰り返しの日常の中で。

毎日の繰り返し。

淡々と繰り返す日々。

そこで何を感じ、何を受け取り、発信しているのか。

 

子供の頃に親から言われたことが、そのまま残っていることが多い。

今日のことは今日中に終わりにすること。

0時までに寝る。
0時までに帰る。

日の出とともに起き、日没と共に帰ろう。

まぁ、日没からお出かけすることも多々あるけど。

私は、今 幸せだ。

この幸せに感謝して生きているからこそ、子供にもそれを与えられたらと願う。

幼少期の今、愛情で包む。

愛情は、褒めるコト、叱ること、嗜めること、躾けること、尊重すること。

育児をしながら、自分の成長を辿る。

どう育てられてきたのか。
どういうメッセージが送られていたのか。

親になってみて、初めて気付く事ばかり。
それまでは、想像すらしなかった。
子供だったから。

今は、両親の子供であることには変わらないが、私自身が親になっている。

年齢を重ねることが、

こんなに面白く愉しいことなのに、若さばかり重視されるなんて勿体ない。

ある人が言っていた。

「大人がカッコ良くないと、子供がガッカリするだろ。」と。

それは、男性のセリフだったけど、女性の私もそう思う。

カッコいいって何?

そこも、大切な部分。

 

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前田カオリコ

エッセイスト・話し方プロデューサー

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議 区民委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格

 

 

 


言葉遣いは、相手との距離や関係性が見えるもの。

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「敬語が使えない」ことと「敬語を使わない」は、全く違う。

どの人ともフラットに接したいから、と敬語を意図して使わない人もいるかと思う。

それはその人のポリシーになるので、色々言わないこととして、と。

敬語に限らず、相手を尊重する気持ちや、感謝の気持ちを伝えたい時に、適切な言葉や表現を用いられると、自分の中のモヤモヤが少なくなる。

「使えない。」というのは、知識がないので教育が必要になります。

「使わない。」というのは、戦略が入ってくるので時と場合で使い分けることですね。

 

さて、
「英語がもっと上手に話せたら、今の感動を言葉で伝えられたのに。」という人も多い。

日本語も同じで「日本語の知識がもっとあったら、(または、表現方法のバリエーションがあったら)相手にもっと自分の感動を届けられるに。」ということと同義になる。

 

尖った気持ちのまま、言葉を発すれば、尖ったまま空気が振動して、相手に刺さる。

柔らかな気持ちで言葉を紡げば、ふわっとしたままの空気と一緒に相手に届く。

音は、空気を振動させて周りに響く。声も同じ。
発する言葉は、内容と人柄が一致していないと相手には届かない場合が多い。

話し方は、その人を現すインフォメーション。
情報が沢山詰まっているのです。

だから、会えば分かる。
空気感、話し方、選ぶ言葉、語尾の口調、姿勢、目線、歩く速度、珈琲の飲み方、などなど。

与えたい印象の人になるには、具体的にそういう人の細部まで真似してみるといいかもしれない。

続きは、また。

 

魅話力®
話し方プロデューサー
前田カオリコ

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*エッセイ*活字との出逢い

そもそも、私が読書家になったのは実兄の影響だった。

20年前、
父親がうっかり購入した(バブル期の余韻)百合ケ丘のマンションに、
兄と入れ替わりで住むことになった大学1年の春。気ままな一人暮らし。

家具が全て残った状態で引き継ぐことになり、インテリアは兄仕様。
ロフト付きの1LDKの部屋の壁棚には、ぎっしりと詰まった本の数々。

それを全部読んだ。
200冊くらいだったと思う。

目的が持てないと、無為に過ごしがちな学生時代。
読書の習慣が身についた私は、言葉やコミュニケーションに興味を抱く。

「人が好きだから。」と、理由にするには不十分な志望動機を掲げながらも、全国行脚してアナウンサー受験をした。

拾われるようにして喋りの仕事に就いた私に、スタジオの中で・現場で・プレビューをしながら・・あらゆるシーンで言葉のプロ(アナウンサー陣)や、番組・イベント作りのプロが指導をしてくれた。
伝え手である存在意義を、何も考えていない(そこに考えが及ばない程、あんぽんたんな状態)当時の私に、本当に根気よく教えてくれたのだ。

アナウンサーのボキャブラリーは小説家には敵わないが、本を沢山読みなさい。
活字を読み、アナタの身体(目・感性)というフィルターを通して、アナタの声で伝えなさい。

見たこと・感じたことを、体験していない人に言葉でイメージ出来るように伝えなさい、と。そして、誰もが分かる言葉を選ぶこと。

聞き手が理解して、初めて「伝わる」のだから。

得手不得手はあるけれど、スマートに話すことより、
何を伝えたいかという情熱がある人の言葉に人は心を動かされる。

「言霊」とは、そういうこと。

言葉の遣い方で、その人が分かる。
句読点の打ち方で、その人のリズムが分かる。

 

マッサージや食事で身体を整えるように、言葉でその人のココロと身体を整える。
私は、その人の身体に触れないけれど、ココロに触れてエネルギーを整える。

そういうことを、業(なりわい)としている。
そして、これを天職だと信じて疑わない能天気な幸せ者である。

 

どんなにITが発展したとしても、紙媒体で活字を読むことは決してなくならない。
それが、脳に及ぼす効果は計り知れないものだから。

 

いつも傍らに、本を携えて。

 

前田カオリコ

エッセイスト・話し方プロデューサー

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議 区民委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格

 

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