たわごと 一覧

自分の身体はひとつ

どう頑張ったって、私は1人だ。
どうやったって、彼らにとっての母親は私なのだ。

母親代わりになる人はいるかも知れない。
でも、私は彼らを産んだ母である。

だからこそ。

昨日の夜、小2の息子がぐずる。
素直な感情表現だったと思う。

だから、私は約束していた夜の会食をキャンセルした。
本当に申し訳ないけれど。

何が優先なのかを考えているつもりでも。
この子からのメッセージ。

「ママ、オレも一緒に行く。」

大人の会場なの。
どんなに子どもが入れないことを伝えても。

怒っていた。
オレを置いて行くなと。

言葉が話せるようになった今。
行かないで。と言えること。
言える息子で良かったと思ったこと。

そうだよね。
あなたは、やせ我慢しないね。

仕事と、付き合いとのバランス。
起業した。
自分のペースで仕事をすることと、先方のあることと。
家族がいることと。

仕事が全てに於いて優先であるとか、
家庭が全てだとか。そういう極論を言うつもりはない。

ただ、見極めていくことをしていく努力になるだろう。
いいこと、楽しいことだけを求める基準では、続く幸せを求めづらい。

 

 

いつも試行錯誤。
それでも、独りで生きているのではないという心強さ。
ママをママにしてくれてありがとう。

その繰り返し。

 

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前田カオリコ

話し方プロデューサー 魅話力 (R)
動画コンサルタント

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー


息子の個性

「ママー。警察のひと〜。」

全身が脱力するのが分かった。
私だってそう思う。
この泣き声は虐待に聞こえるのも仕方ない。

息子の泣き方は、獣が吠えているかのように激しい。
全身のエネルギーを、吐き出すようにして吠える。

音量にして、半径50メートル。
この前も、上級生にオモチャを奪われたと言って悔しくて泣き叫んで帰宅してきた。

この子の感情の出し方は、怒りと悲しみが入り混ざる、とても激しい部類。

この夜は、宿題のやる時間についてで口論となる。
・夕食▶︎宿題▶︎テレビ▶︎お風呂

そう約束したのに、簡単にルールを破る。

・夕食▶︎テレビ▶︎宿題▶︎お風呂

テレビの前に宿題をやる。ということがどうしても出来ない。
些細なことをさせようとしたことに反省して。

この子は自分のルールがあるのだ。

そして、そのペースを主張する。
そのことを忘れて、宿題をやらせようとしたことで今回の出来事に遭遇した。

どうしてもテレビを見ると、30分が1時間になり、寝る時間が遅くなる。
その生活リズムを改善したくて、息子と約束をしたのに。

それが、彼のリズムを崩し怒号泣と化した。

20分以上は吠えていたと思う。
油に水を注ぐことになるので、落ち着くまでそっとしておく。
(火に油ではない。油に水の激しさ)
声を掛けることで、より感情が高ぶるから。

そして、警察官の登場という事態になった。

「お子さんの声が激しくて、虐待なのではという通報がありました。
どうしましたか?」 とまるで虐待してるだろう。という話し振り。

親なんだから、自分の子くらい泣き止ませるこは出来るだろう。
そんなことを言っていた。

その言葉に、反論。

親だからって我が子を泣き止ませられるくらいなら、どの母親も苦労しない。
母親がどんな思いで子どもと向き合っているのか理解していないからこそ
そんなセリフが言えるのだと。

もちろん、猛烈に反論した。
久々に怒り心頭に発する自分がいた。

なんて言えばいいんでしょうか?
虐待してるって言えばいいんですか?

その一面を切り取り、ただでさえ自責の念にかられているところに言われたセリフは
私に大きなダメージを与えた。

どれほど今まで悩んできたことか。
どんな対応がいいのか試行錯誤していることか。
泣かせたい母親がいるのだろうか。
母親はどんな気持ちでいるのか想像したことはあるのだろうか。

きっと、私だけが受けるダメージではないな。
そう思ったからこそ。

何故、ただならぬ泣き声を聞き
「大丈夫ですか?」の一言も言えないのだろうか。

それも伝えた。

後から、別の警察官が二人登場して警察手帳を見せられる。
通報があったと。

すでに息子は落ち着いていて、
「ママ、説明してくる。」と3人の警察官の前に行く。
あまりの冷静さに、泣き叫んでいた姿が想像出来ないだろう。

今度は私を守るかのように。

かれこれ私だけでも、1時間は対応していたと思う。
ウチの息子は発達障害です。
感情の振れ幅が他の子よりも激しいので、試行錯誤しています。
スクールカウンセラーにも相談していますし、担任にも、学校側にも伝えてあります。
テストも受けています。

私自身もカウンセラーをしています。
この子がこちらの都合で育つことはないと思っています。

発達障害と言い切ることは、警察官を納得させる材料だったと思う。
そして思う。

じゃあ仕方ないですね。
なのか。と。

仕方ないのではなく、そういう家庭が多いのだということ。
サポートとは何かを考えさせられた。

これからも、息子は烈火の如く泣くことがあるだろう。
その時はまた通報があるかも知れない。

そうしたら、また来て下さい。様子を見に来て下さいと。

 

 

今夜は、いつも以上に二人が甘えてベッドに入った。
不安にさせてごめんね。
急に警察が来たから、ビックリしたよね。

こんな風にならないように、ママももっと気をつけるね。
二人とも、大丈夫だからね。

 

初めての通報を受けたこと。
私は息子に伝える。

「あなたはパワーが余ってるのね。
あんなに大きな声で叫んで泣くから、
周りの人がビックリして心配してくれたのよ。」と。
無垢な寝顔を眺めながら。

 

 

前田カオリコ

話し方プロデューサー 魅話力 (R)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格(J-SHINE)
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー
株式会社リコラボ 代表取締役

 


我が子の泣き声

自分の子の泣き声ほど、親の自分が責められていると感じる。

私のケアが行き届いていないからなのか。
不安を取り除いてあげることが出来ないのか。
どこか痛いのか。
何がイケナイのか。
正論が通用するとも限らない。

押しつぶされそうになる気持ちに、自分の無力を突きつけられる。
その子の個性だと理解していても。

負の感情を全身で表現し、攻撃性を帯びる。

どんなにあなたを大切に思い、愛していると思っていても。
毎日のリズムをどう作ればいいのだろう。

朝起きて、トイレに行き、顔を洗い、食事をする。
躾の範囲に悩む。

宿題をする時間を、自主性に任せるのはいつからなのだろうか。
好きにすればいいと伝えても、突き放されていると感じ。
自分のペースでやりたいと主張する。

見守ることの大変さを痛感する。
この子に適切な教育とは何かと悩む。

試行錯誤。

今日もまた、親としての未熟さを痛感するのだ。

親子だからこその、むき出しになる感情に。
我が子の全身全霊の主張を。

 

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前田カオリコ

話し方プロデューサー 魅話力 (R)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格(J-SHINE)
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー


パラダイムシフト

グワッと思考が変わることを指す。

そういうことがあった。

目からウロコが落ちる。
ウロコがあることすら気づかずにいた。

それでいいと思っていたし、それを信じていた。

物事を鵜呑みにすること。
素直に聞き入れること。  は、違う。

 

人を疑うことと、自分を疑うことも違う。

 

私は自分を疑う。

 

自分を信じていないのではない。

確信が欲しくて、自問する。

 

 

本当にそうなの? と。

 

自分と会話して、対話して、じっくりと考えて。
それで出た結論は、自分の責任。

 

そんな出来事。
パラダイムシフト。

 

人生は、素晴らしい。

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前田カオリコ

話し方プロデューサー 魅話力 (R)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格(J-SHINE)
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー


目が腫れる程の涙

本当にささいな言葉だった。

なのに、何かが「パン」と心の中で弾けた。

まるで結界が破れたかのように。

その一言を聞いた瞬間、涙腺がゆるむ。
かろうじて人前で泣くことを抑えられてよかった。

ただその夜は、
感情を一頻(ひとしき)り解放しなければ眠れなかったけれど・・。

 

封印した感情は、一番厄介な存在になる。
そこに二度と触れたくないからこそ、記憶の奥底に沈めておくのに。

一度、触れてしまったら徹底して向き合わなければ収拾がつかない状態。

ポロポロとこぼれ落ちる涙。
ハラハラと流れる涙。

苦しい感情・抑えていた感情・諦めていた感情・忘れていた感覚。
人生を後悔することはない。
ただ、欲張りでいたいと思う自分の気持ちにウソはつけない。

まだまだ、自分の心に枷をはめていた。

成長を止めるのは、他でもない自分。
だからこそ、こうやって苦しみながら。現実を直視しながら。

それでも私は、前を向いて生きていきたいのだから。

 

 

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前田カオリコ

話し方プロデューサー 魅話力 (R)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格(J-SHINE)
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー

 

 


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