生育歴を聴くということ。

魅話力(みわりょく)コミュニケーションとして。
それぞれの課題を抱えた人が、私を訪れてくれる。

そうして、話をして。
その人の人生を聴く。

心を解かすには、一定の時間や信頼関係が必要で。
もしくは、その空気を纏っていなければ自分の話などしない。
私は果てしなく受け身のようでいて。
その人の見て来た事実を想像しながら、また私の脳裏で再現される。

幼児期や子どもの頃に経験したことは。
その後の人生に影響する。

だからこそ。
封印してもしきれないものだからこそ。
そこを紐解いて。
大人になった今。
もう一度、受け止める。
その時に理解できなかったこと。
その時に不可避だった出来事を。

信頼できる誰かに話すことによって。
丸ごと受け止めて。
寄り添って。
私は、寄り添っているのだろうか。
ただただ、聴くことしかできず。

その人が経験したことを、なぞる。
疑似体験をする。
とても苦しいことが多くて。
そのことをずっと抱えてきて生きてきたクライアントさんの気持ちが。
私に入ってくる。

その十字架は、本当に背負っていなければいけないものなのでしょうか?
そろそろ下ろしてもいいのではないか。

それでも。
決めるのは、私ではない。

それでも。
もう十分だから。
もう大丈夫だから。

そうして私は言葉にして。
辛かったね。
苦しかったね。

そう言いながら。
ボロボロと涙が落ちる。

それは偽善なのだろうか。
自己満足なのだろうか。

もしそうだとしても。
私は私の役割として。

これからも、私に話してくれる人たちと向き合い。
包み込み。癒すことができたらといいと思っている。

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。

シェアお願いします

フォローお願いします


コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください