地下鉄で移動中に着信があった。
子ども達が通っている小学校から。
保健室の先生:「息子くん(1年)が、38度のお熱があり、保育室で休んでいますので、お迎えに来てください。」
カオリコ:「・・・・わかりました。全力で調整してお迎えに行きます。」
なんだろう。この有無を言わせぬ感じ。
分かっている。子どもが病気で緊急事態なことも。
なのに、なんとも言えないこの違和感。
母親がお迎えに来て当然。
分かってる。
「ママが一番の薬ね。」と言われるのも理解している。ママだから。
ただ、あえて誤解を招くことを覚悟しながら書くならば
非常に暴力的な連絡だと感じてしまったのだ。
そのために調整するエネルギーたるや、容易ではない。
あらゆる手段を一瞬で考え、その時の重要な会議まですっ飛ばしてでも・・。
果たして、重要な会議なのか、私が行かなくても大丈夫なのか。
子どもの一大事なのだということが理解出来なくもないが。
働く母は、1人の女性であり、我が子の唯一の母親であるという事実。
葛藤に葛藤を重ねる。
よくある男女の会話で、
女:「ねぇ、私と仕事、どっちが大事?」
男:「そんなんじゃねぇだろっ。」
そうなのだ。そんなんじゃない。
そんなんじゃないレベルだけど、やはり突然の連絡に
(え? 今? 今日? これから?)と軽い混乱。
そして重ねるように言われる。
「なるべく息子くんのためにも、早く来て下さい。」
なるべくって、会議の後でいいの?(天邪鬼なので)
そしたら、午後になって、下校の時間(14時半)になって、それまで学校で休ませてくれるの?と。
諦めも肝心。速やかに対応した。
方々に詫びを入れながら。
その後5日間の登校停止。(インフルエンザA型でした)
これまた、調整が必要になる。
あれも、これもとパラレルで対応。
まぁ、こういうこともありますね。
人生、こういう突発的なことの繰り返しなのだと思うけど、そういう時こそ鍛えられる。
重要なのか、そうでないのか、緊急かそうでないのか。
私が必要なのか、不要なのか。
悩まず、考える。 止まることも、選択しながら。
前田カオリコ
話し方プロデューサー 魅話力 (R)
1976年生まれ 新宿区在住
2児の母
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
昭和女子大学 社会人メンター
小学校英語指導者資格
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー
『魅話力®』検定 作成中
コメント
難しいですよね…。この時期(2月)だとインフルの疑いが強いし、だからと言って「あなたの子供がインフルだと周りの子にうつると大変だから早く迎えに来て」とも言えませんしね…。
男女関係なくこういう時に引きとれる環境整備、もしくはこういう時にすぐ引きとってくれるあらかじめ頼んでおける病児保育のようなところがあればいいんでしょうけどね…。
男女関係なくどうしても抜けられない仕事もありますもんね。私の友人は女医でダンナさんもお医者さんでお子さん2人、そういう時さぞかし大変だろうと思います…。どちらも手術中となると抜けられませんもんね。
よしだりさん
コメントありがとうございます。
本当に難しいですよね。
こうやって集団生活をしながら、母親も鍛えられるんだな〜と思っています。
折り合いをつけながらの日々。
それぞれの事情がある中で、奮闘します。