自宅からの電話番号に出ると、息子が一言。
「ママ、今日は4時間授業だった。」
「あら、おかえり。早かったんだね。」
「そう。6時間だと思ってたんだけどね。じゃ、これから遊びに行ってくるから。」
「うん。いってらっしゃい。」
電話越しにそんな様な会話をして。
些細なことだけれど。
ママが心配しないように、気にかけてくれたのだろうか。
わからないけれど。
ママはお仕事だからと遠慮しないで電話してくることに。
些細なことでも連絡があることが嬉しかったりする。
ちょっと声を聞くだけでも。
元気なのか、落ち込んでいるのか、いつも通りなのかが伝わるから。
テレビをつけないで食事をする。
会話をしながら。
今日の予定を確認する。
夜ご飯の時も。
先に食べていたとしても。
一緒にテーブルについて、今日のことを話す。
当たり前の繰り返しを。
我が家で大切にしたいことを。
繰り返し、繰り返し。
娘も同じで。
「ママ、今日の夜ご飯はどうなっているの?」と電話してくる。
「大丈夫よ。準備万端だから。」
ほんの一言二言でも。
近く感じるのだから。
今日はね。
こんなことがあったのよ。
毎日の笑顔を確認して。
仕事をして。
学校に行って。
今日も「いってらっしゃい」と、「おかえりなさい」。
「いただきます」と「ごちそうさま」を大切にして。
前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)
1976年生まれ 新宿区在住
2児の母
一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。