現在、小3の息子。
いつもママママママ。と連呼し、寝る時も添い寝をし続けていたのですが。
突然、宣言をされました。
「ねぇ、今日はママとお風呂入ろうよ。」と、息子に声を掛ける私。
すると、少し困惑したように間を置いて言うのです。
「ママ。おれ、一人で色々出来るようになりたいんだ。(だから一人で入る)」
ががががーーーーーん。
なんということでしょう。
とても嬉しく喜ばしいことなのに、衝撃を受けてしまいました。
もちろん、一人でお風呂に入っていましたが、このように自立宣言をされたのは初めてのこと。
あまりに驚いたので、その日の夜に聞いたのです。
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私:「ねぇ、一人で色々出来るようにするって決めたの?」
息子:「うん。今月の目標がそうなの。」
私:(!!!今月の目標?!何を言い出すの。どうしちゃったの。急にしっかりしたことを言いだして。何が起こったの?)
「そうなんだ。今月の目標なんだね。来月もあるの?」
と、つい動揺してしまい、余計な質問までしてしまうのでした。
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そう言えば、そんな傾向がなかったワケではありません。
その数日前の出来事。
「オレ、一人で寝るから。」と宣言され、
一人でリビングにお布団を持ち込んで敷き、歯磨きをして眠っていました。
起床すると、布団は畳まれておりテレビを観ていました。
(しかも、クシャクシャではなく角を合わせているのです。)
「!!!」何が息子をそうさせたのか。
えぇ、分かっております。
とても良い兆しだということを。
ただ、ママとするとあまりに唐突すぎて何が起こったのか、
受け入れるのに軽く時間を要しました。
3週間前には、あれ程までにお箸の持ち方を指摘しては直らずにいたことが。
「オレ、もう余裕で出来る。」と言い、キレイに持つようになったのです。
それは突然に訪れるものなのでしょうか。
それは我が息子の場合だからなのでしょうか。
ぎゅっとして、頭にキスをしたら
「だからさー、そういうのはもういいから。」と言われました。
泣けます。
冷静に言われると余計に切ないです。(笑)
突き放した覚えもなく、むしろ甘えるだけ甘えていました。
自立を促す言葉を掛けた覚えもなく。
その日は突然に訪れるのですね。
そして、それから息子は毎日1人で起きて、一人で歯を磨き、宿題をして、時計を確認しながら動いています。
もともとそういうタイプでしたが、
この「自立宣言」は親の子離れの覚悟をさせるには充分な衝撃力を持ち合せていました。
とはいえ、小学3年生。
これからも我が子を見守りながら、育てて行こうと思うのでした。
前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力
1976年生まれ 新宿区在住
2児の母
株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー