コミュニケーション 一覧

「パパを嫌いにならないと思うよ」

毎朝、家族ひとりひとりを玄関で見送るのが常ですが。
今日は娘と私で朝食をとっている時に。

夫:「行ってくる。ここでいいよ。」そういうので。
ハイタッチを私として。「いってらっしゃい」

その流れで、娘もタッチをして「いってらっしゃい」を言った。

夫は嬉しそうに。
中一の思春期の娘がタッチしてくれたことに。
にやにやして出勤。

その顔をみて。
娘:「ママはじじのこと、嫌になったことある?」
私:「ないねー。今と変わらないよ。」
娘:「そうだよねー。似てるもんね。私もパパのこと嫌いにならないかな。」
私:「うん。それでいいと思うよー。」

そんな今朝の会話。
ママには反抗的だけれどね。なんて思いながらも。
穏やかな日々に感謝して。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


チャレンジする想い

大人になると。
無難に。
失敗しないようにとチャレンジしなくなってしまうのはもったいなくて。
やってみたいことを、ここでできたらいいのにね。
ということで、ブルーミング・マムを立ち上げたのが5年前。

ママ個人ではできないことを。
団体の名前を使ってできるようになったらいいのに。という想いで。
ママ達がチャレンジしたいことを応援したくて。
後押ししたくて、ブルーミング・マムをサークルにして。
法人化して。
一緒にプロジェクトを進めてくれるメンバーがいてくれる。

やってみたい!という気持ちはとても大切で。
それから先のことは、経験になるから。

私は自分の衝動を止められないので。
まずはやってみる。という行動に移せることで。
その人の経験値が、深みが出てくる。

もちろん、成功体験は大切だけれど。
うまく行かないこともあるからこそ、人生は面白い。

試行錯誤して。
悩んだり、苦しんだりして。
それでも、受け止めていられたらと思う。

子育てをしながら。
ママ達も一生懸命で。
ママになっても経験を重ねて。
成長する機会がたくさんあるのだから。

やりたいことをやってみればいいじゃない。
新しいことをするのだから。

平坦な道は楽でも。
そのうちに飽きちゃうからね。

多くの人と触れ合いながら。
刺激を受けながら。
やってみたいことをして。

チャレンジして。
視野を広げて。

叱られることをして。
指摘されて。

大人になると。
社会との接点が薄れると。
チャレンジする機会も少なくなる。

だから。
ママ達が育児だけでなく。
自己実現する環境がもっとあればいいのに。
そんなことを思いながら。

涙する彼女の姿をみて。
よかったね。と振り返る。

あの時のキラキラした目を。
ワクワクした気持ちを忘れないで。

大丈夫。
その悔しい気持ちを忘れないで。
そのことで信頼をなくすとか、気持ちが離れるとか。
そういうことではないのだから。

あの時に。
やりたいという思いを止めていたら。
やらない後悔が残ったことだろう。

そんなことを思いながら。
よかったよかったと帰路に着いた。

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。

 


発達障害の自覚について 

発達障害。
その言葉を耳にするようになって10年くらいになるのだろうか。
特徴を具体的に知れば知るほどに、私自身の特性が浮き彫りになる。

そういうものだと思って生きてきた。
自分の傾向についても生活に支障が出ているのかと問われれば、そうかも知れない。

子供の頃からそうだった。

自覚がなかったがLD(学習障害)もあるのだな。と実感。

・電話番号の下二桁が入れ違って読んでしまうこと。
・時刻のアナウンスで、自分では正確に読めていると思っているのに間違えてること。
・選手の名前を間違えてしまうこと。
・人の名前が覚えられないこと。(文字が追えないこと)
・カタカナの羅列が言葉として入ってこないこと
・全くできないのではなくて、倍以上の努力が必要だということ。
(集中するので疲れやすい)
・文字はアートに見えること。

なのに、アナウンスの仕事に就いたのだから苦労したような気がする。
できないから、何度も練習するしかなくて。
よく言われているけれど、最初から何でもできる人なんて少数派。
好きなことができるとか、没頭できる何かに出逢えること自体が素晴らしいのだから、親や周りのオトナが受け止められる環境だといいのに。と常々願っている。

ASD(自閉スペクトラム)についても。

・真意が読み取れない (空気が読めないともいうし、読まない場合もある)
例)
友人「寒いよねー。」
私「じゃあ、窓閉めればいいじゃん。」
友人「え?めっちゃ冷たい言い方ー。なにそれー。」

という会話は大学生の頃。
え、だって寒いなら窓閉めればいいだけじゃん。という話から。
なぜか私の場合は、思ったことをそのままストレートに発言しても面白がられたりしていたので他意が悪意があってのことではないということが周りに伝わっていたのか、そもそもどう思われていたのかまでを気にしていなかった(想像できない)ので、それでいいと思っていた。
わざわざ回りくどい表現をされても、どういうことか理解できず、またそれが時間の無駄のような気がして、ストレートに聞いたりして。
中学でも担任の先生に呼び出されて、「自分を基準にして考えるな。」と注意されたことがある。どうしてだろうと思っていたので、あまり反省できなかったことも覚えている。

また、それは日本の文化や歴史にも大きく影響されていて、日本では生きづらいという場合も多々あるのだと思う。

学習障害なんだから仕方ないじゃない。という偏見をさらに生じさせてしまうことの方が懸念する。その診断があろうとなかろうと、この人はそういう人なのだという価値観を育むことが必要なのだから。
そこに優劣をつけるとか、障害者なのだからという差別が仮に生じるとしているのならば、それは本当に排他的であるし、違和感を覚えるのだろう。

あなたと私は違う。当たり前。
みんな同じことが出来て当たり前。なんてあり得ない。
身体能力も違うし、育った環境も違うし、だいたいDNAが違うのだ。

そもそも私の特徴はADHD(注意欠如・多動性)だけだと思っていたけれど。
それだけでもないらしい。

喋りすぎる傾向は、私の周りにいる人はよくよくご存知だと思う。
すぐにスイッチが入るし、カオリコ節と称してはっきりとした物言いで熱を伝える。
それが特性だとしたのなら、私はそれが強みだとも感じている。
周りの人にフォローされて生きているから、私もそうでありたいと思う。

番組の最後。小島慶子氏の発言に共感した。
本人の内面の問題だけではなく、その外側の条件(環境など)によってその人の生きづらさや困難さが違ってくる。 そんなようなニュアンスで。

そうそう。
そうなのだ。と思いながら。
本人が自覚する段階から、その周りの人の対応や理解によって、個性のできない部分にフォーカスされるのではなく、その人のポテンシャルが発揮できるようにするにはどうするのかということを受け止めていけるようになること。

まずはそこに気づける保護者。学校との関わり。
母親の苦悩を専門機関にいく前に受け止められるようになれたらと。
改めて感じ、自分もそうだということを発信することで一歩踏み出せるようになったらいいのに。

「発達障害って何だろうスペシャル」
NHK 2018年11月24日放送
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/about_dd.html

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


ママ支援活動を続ける理由として。

八王子支部が立ち上げから1周年を迎えた。
今日は、その月に一度の交流会。
四苦八苦しながら続けて来てくれたことに。
本当にありがたいと感謝の気持ちを伝えに駆けつけて。

どうして始めたのか。
どんな意味があるのか。
いつも伝えていることを。

初めて会うママに話す時。
当時のことを思い出す。

そして、私にとっては12年前くらい前の話だとしても。
振り返る度に、あの時期を思い出す。

母になったことの責任を。
試行錯誤しながら助けを求められなかったこと。
大丈夫?と一言でいいから声をかけて欲しかったこと。

子を産んだことで、
自分のアイデンティティが吹っ飛んでしまったような感覚に陥ったこと。

こんなに身を捧げて育児をしているのに。
当たり前のように自分の存在が見えないような感覚に。
赤ちゃんの可愛い部分だけを見られているようで。
どれほど泣かれているのか、寝かしつけの格闘の部分は理解されていなくて。

ママの発信基地として。
「ママ解放区」のプロジェクトを立ち上げて。
想いを見える形にして。
言葉や視覚で伝えることをしながら。

第一子を産んだ時。
我が子との接し方に苦しんだ。

出産することで。
自分の人生をなぞる。

否応無しに振り返りながら。
自分の根本的な部分と向き合ったりして。

生きて来て。
ただただ幸せに過ごせることなど、あるだろうか。
成長する過程で。
傷つき、悲しみ、苦しむことを経験することで。
それぞれの価値観の中で。
自立していくということ。

ママコミュニティの発信をしているけれど。
仮にそれが、上澄みの部分しか救えてないのではないかというのだとしたら。
せめて上澄みの部分だけでも、掬(すく)うことができるのならば。

私はこれからも発信していくだろうし、続けていくことだろう。
またそれが、私のミッションであり。
ずっと続けていくことで。
その周りにいる人のコミュニケーションの潤滑油になるならば。
寄り添いながら、見守りながら。
大丈夫。という居場所を作っていきたい。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


ふたりの成長と、私と。

子ども達が夏休みに入り。
猛暑での過ごし方を日々考える。
あまりに暑すぎて、小学校のプールが連日中止になるという事態。
そんな中、今日は映画が観たいというのでチケットを予約しておいた。

3歳差の我が子達は、仲が良い。(中一・小4)
娘は知らず知らず(というより、私の適当ぶりを間近でみているので)
しっかりと育ってきた。

寝顔を見ると、まだまだ子どもで愛おしく。
時折、そっと頭を撫でてみるけれど。
すやすやと眠る姿に、小さかった頃を思い出す。

少しずつ自分で出来ることを増やしていって。
中学生になり、弟と映画館まで行ってみたらと提案する。

一人で歩かなければ道は覚えないし。
迷った時にどうするのかという対処もできない。

親への依存心と、安心感と。
本人の自立心と、冒険心を。

 

大人になったから、全てを突き放すのではなく。
心理学でいうところの「集団欲求」。

誰かと繋がっていたいことの大事さは。
大人だろうが子どもだろうが関係のないこと。

自立できているということは、一人だけでいいのではない。
孤独の時間が愉しめるのは、受け止めてくれる居場所があるからこそ。

抱きしめることと、信じること。

「お姉ちゃんだから、できるよね。」は言わない。
「ママより私の方がしっかりしているから。」というセリフに。
私は、そっとほくそ笑むのだった。

 

(幼稚園生の頃。今とあまり変わらない顔立ち)

 

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター

 


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