育児 一覧

「お弁当美味しかったよ」の一言に。

塾通いをしている息子に週2回のお弁当を作っている。
冷凍食品をなるべく入れないようにしているのには理由があって。
「ママ、今日は手抜き?」と必ず聞くのだ。

冷凍食品には随分とお世話になっているけれど。
せめて1品は手作りのものを入れようと心掛けている。
夕食を早めに作って入れてみたり、○○丼のように、一品でいいようにしたり。

そんな息子とのコミュニケーションのひとつであるお弁当。

今朝の何気ない会話。
私:「昨日のお弁当箱、ちゃんと出してね。」
そう言う私に、はいはい。と身体を起こして食べた後のものを私に渡す際、

息子:「昨日もおいしかった。」
と、小さな声で言ってくれたことに。

それだけで、作ってよかったと思えるのは。
本当に母親というものは単純な生き物だけれど。

パタパタと帰宅して、お弁当を作って。
「いってらっしゃい。」と声を掛けて。

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


信頼関係の構築について

親子での約束が果たせていないと。
大人は約束を破るものだという概念が出来てしまう。

人との約束を守れない時は。
「ごめんなさい」と謝る。

誠実さとはなんだろう。
愛するということはなんだろう。
大切にするということと、甘えは違って。

家族だからこそ、約束を守り。
大切な人だからこそ、守れない時には、ごめんなさい。と言う。

怒りは第二感情で。
最初にこみ上げるのは、第一感情。
それは、悲しみや不安だったり。
自分のことを大切に思ってくれていないと感じ。
そうして、自分がないがしろにされたような気持ちになると。
次の約束をするのが恐くなる。

それでも、子供は親のことが大好きなので。
次の約束を心待ちにして、指折り数えて時間や日々を過ごすだろう。

それなのに。
「仕事が押してしまって。」
「一生懸命働いているのだから、仕方ないだろう。」と言って。
まるで約束を守れなかったことが、正当化されるようならば。

期待もしなくなるし、約束もしなくなる。
そして、その子は同じことをするだろう。

仕事が理由なら、約束を破っていいと。
謝らなくていいということをするだろう。

「仕事と自分がどちらが大事?」という話ではない。
優先にしてくれ、という話でもない。

ただ、素直に「約束を守れなくてごめん。」と声で伝えて欲しい。
顔をみて謝って欲しい。
自分も楽しみにしていたけれど、どうしても難しくて。
ギリギリまで頑張ってみたんだけれど、ダメだった。
そう言われても。
そんな事情は子供には分からない。

期待していた気持ちは、どうなるの?
一緒に遊ぼうって言っていた約束は瞬殺なの?
それでおしまいなの?

悲しい気持ちをどうやって消化すればいいの?
泣き叫んだとしても。
そんなに泣くんじゃないと怒られたりしたら。
感情はどこへ行ってしまうのだろう。

ただ、ぎゅーっと抱きしめて。
君のことが大事だと。
せめて、リカバリーして欲しいと願うのではないだろうか。

子供に限ったことではなく。
やはり信頼関係というものは。
そうして育まれてゆくものではないだろうか。

今日もそんなことを思いながら。
幼児期に重ねた経験を。
大人になっても守れるように。

約束は果たすものだし。
果たせない約束は、しない方がいいけれど。
果たせないのであれば。
大人のプライドなどは無用で。
心から謝って欲しいと思うだけのだから。

あぁ、どうか。
子どもが大人を信頼できるように。
誠実でいられるように。
自分もそうで在りたいと。
ここに記しておくのだった。

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


息子の成長と私のうっかり

小4の息子。
塾のテストの時間を間違えて教えてしまった私。
自宅から自転車で5分程の距離にある塾なので、
見送ったと思ったら、10分後に帰宅。
10時からのテストなので、15分前に家を出た。

私:「あれ、おかえり。」
息子:「ママ、誰もいなかったよ。」
私:「え?!ごめん。ママ間違えてた?」
息子:「本当は何時なの?」
私:「もしかしたら、12時だったかも。」
息子:「わかった。じゃ、行ってくる。」
私:「どこ行くの?」
息子:「児童館。」

そのやりとりに。
私を責めることなく。
しかたねーな。という雰囲気で。
遊びに行ってしまった。

多分。
少し前の息子だったら。
「もうテスト受けに行かない!」と言い出していたかもしれない。
私は、そう言うのかと身構えていた。
自分の失態に。
大きく反省をしながら。
息子が私を責めるわけでもなく。
その事実を受け止めて。

11時過ぎに児童館から帰宅して。
早めの昼食を食べ。
再び、塾にテストを受けに行った。

何気ないことだろうけれど。
成績よりもまず、このことが嬉しかった。
息子の成長を感じ。

今も目の前で宿題をしている。
当たり前のことなんてなくて。
穏やかに自発的に行動する姿を見ることで。

何気ない日常から、幸せを感じるのだった。

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


発達障害の二次障害のハナシ

都内の小学校で指導員として働いている友人と話をしていた時だった。
先日、まなびの教室で参観日だった際、担当の先生に伝えてもらったことを彼女に話した時のこと。

私:「R(息子・小4)は扱い易いタイプみたいでね。ちゃんと理解して褒めてあげると
そのまま受け取って、素直に行動するみたいなんだよね。」

友人:「それは、カオリコさんの家庭での接し方がよかったからでしょ。ひねくれちゃっている子も結構多いから。」

私:「え?どういうこと?」

友人「だって、あれもしちゃダメ。落ち着いてなくちゃダメ。っていつも怒られてばかりいたら自己肯定感が下がるでしょう。そういうのを発達障害の二次障害っていうの。小学生になったばかりの子でも多いのよ。」

私:「!!!」

なんと切ない話だろう。
そんな幼い時から、褒められても自己肯定感が低いことによって素直に受け取れないだなんて。
すごいじゃーん。と言ってその子がすくすくと育つのなら、いくらでも言うけれど・・。
そんなことを思っていたら、
息子が低学年の頃に通っていたある塾を1年ほどして辞めた理由を話してくれた。
そこの塾は、褒めることで自己肯定感や、やる気を引き出すことが特徴だったので
学習習慣がついたらいいなということで通塾させていたのだけれど。

「だってさ、心がこもってないのに褒められたって嬉しくないだろ。
ウソっぽいからオレは嫌だったんだよ。」

ふむ。さすがにそういうのも見抜くのね。
大げさに褒めてもらえばいいという子供騙しは通用しないか。
やはり子どもだからこその鋭さに。
誤魔化しは利かないものだと肝に命じて。

我が子たちとの会話に、
いつも個性の違いを愉しませてもらっている。

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


我が子からの電話

自宅からの電話番号に出ると、息子が一言。
「ママ、今日は4時間授業だった。」
「あら、おかえり。早かったんだね。」
「そう。6時間だと思ってたんだけどね。じゃ、これから遊びに行ってくるから。」
「うん。いってらっしゃい。」

電話越しにそんな様な会話をして。

些細なことだけれど。
ママが心配しないように、気にかけてくれたのだろうか。
わからないけれど。

ママはお仕事だからと遠慮しないで電話してくることに。
些細なことでも連絡があることが嬉しかったりする。

ちょっと声を聞くだけでも。
元気なのか、落ち込んでいるのか、いつも通りなのかが伝わるから。

テレビをつけないで食事をする。
会話をしながら。
今日の予定を確認する。

夜ご飯の時も。
先に食べていたとしても。
一緒にテーブルについて、今日のことを話す。
当たり前の繰り返しを。
我が家で大切にしたいことを。

繰り返し、繰り返し。

娘も同じで。
「ママ、今日の夜ご飯はどうなっているの?」と電話してくる。
「大丈夫よ。準備万端だから。」

ほんの一言二言でも。
近く感じるのだから。

今日はね。
こんなことがあったのよ。
毎日の笑顔を確認して。

仕事をして。
学校に行って。
今日も「いってらっしゃい」と、「おかえりなさい」。
「いただきます」と「ごちそうさま」を大切にして。

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。

 


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