育児 一覧

夜ご飯を作りながらの幸せ

自己満足なのだろうけれど。
私は、こういう風にご飯を作る時間を持ちたかったんだ。
と。
あまりに忙しい毎日が続いた時は。
夜ご飯のメニューがツマラナイなぁと感じたりするけれど。
時間がないから、まずは食べられるように。と急いでしまう。

こうして、気持ちに余裕を持って。
バランスを考えながら、食べてくれたらいいなぁと悩みながら。
料理をしながら。

愛情のエッセンスとは良く言ったもので。
美味しい・美味しくないを棚に上げて。
ママの手作りを食べてもらいたいと思っている。

当たり前のことの繰り返しを。
私が願う当たり前だけれど。

朝起きて。
「おはよう」と交わして。
一緒に朝食を食べ。
その日のスケジュールを確認する。
そうして、「いってらっしゃい」を言って見送ってから。

朝の家事を終えて。
一人で就業挨拶をして。
時間割のごとく、スケジュールをこなしてゆく。

息子の帰宅時刻と、娘の帰宅時刻を考えて。

自分のアポイントを入れて。
間に合わない時は、朝に伝えて。

そうすると。
子ども達も。
予定をちゃんと教えてくれる。
聞かなくても。
今日は何があったか話してくれる。
とても自然なことだけれど。

日々の生活の積み重ねがそうさせるのだと思っている。
話を聞いてくれない人には、話したいと思わない。
毎日のコミュニケーションを。
優しいものに。
相手のことを想いながら。

(子ども達が4歳1歳くらいの時)10年前かな。

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。

*女性の生き方を変える*ブルマムアカデミー
https://bmacademy.net

 


息子(小5)の話〜逆上がり編〜

昨夜のことだった。
家族4人で夜ご飯。その時に息子が言った。

息子:「明日、学校で逆上がりの発表があるんだ。」
私:「あら、いいじゃない。頑張ってね。」
息子:「どれもできないんだよ。」
夫:「ちゃんと練習してきたのか?」
息子:「みんながオレの順番を抜かすから、ちゃんと練習できなかったんだよ。」
私:「出来ても出来なくても、チャレンジしておいで。」

そういう息子は憮然として、夜ご飯を終えた。
その後、リビングで案の定駄々をこねている。

息子:「明日の学校行きたくない。」
私:「あのね、そういうことで何事からも逃げようっていう根性が良くないのよ。」

そんな会話から。
学校の先生が、状況を理解してくれていても、学校の友達の反応が気になるのだから。
繊細な息子は、目に涙をためて鉄棒のテストがいやだと訴える。

最近は、こういうことがなかったけれど。
私も息子への耐性は随分と出来ている。

このまま学校に無理やり行きなさい。と言ったところで。
翌朝はボイコットするだろう。(過去の経験から)

5時間目の体育のためだけに、学校を1日休むという選択は私にはない。
そこで譲歩してみる。

「じゃあさ、5時間目の前で早退しておいでよ。それまでは学校に居られるでしょう?」

それで納得したようで、
おずおずと連絡帳をママに渡して、目の前で書いているところを確認する。

「明日の5時間目の前に早退させてください。家庭の都合です。」
と一筆。
それを見て、安心したのか。歯を磨いてベッドに入る息子。
途中で起きて来て
「ママ、先生からどうして早退するのか聞かれても本当のことを言っちゃだめだよ。」と口止めして。
「うん。大丈夫よ。言わないから。」
そう安心して、眠りについた。

翌朝。
大雨。
天気予報を心配する息子。
「ねぇ、もしかしたらさ、雨で体育中止になるかもしれないから、連絡帳を見せるのは給食の時でもいいんじゃない?」とそそのかす私。
「そんなことしたら、もっと体育やりたくないのわかっちゃうじゃん。」
そもそも、早退する時点で怪しいだろうと母は思うぞ。とぐっと声に出すのを抑えて。

「大丈夫よ。連絡帳にはちゃんと書いてあるでしょう。」
そう言って。納得させる。

どうやら、まだ葛藤しているようだ。
みんなにからかわれるのは嫌だけれど、逃げるのもいやだ。
でも、わざわざ分かっているのに傷つけられたくない。

その気持ちの揺れに。
登校で家を出た直後に。

担任の先生に電話する私。
えぇ、言いますよ。報告しますよ。そんな母です私。
もちろん、彼のことを思って。

「あの、かくかくしかじか・・でして。」
と報告と、その時の状況を説明しながら、体育の様子を聞くと。

先生:「そうなんですか。鉄棒苦手なのがよく分かっていました。
他の子も何人かできなかったりするので発表はわざわざみんなの前でしなくてもいいように、と考えていたので、今日の朝、そのように伝えみようと思います。」という担任の先生の対応。

それでも、どうしても嫌だったら早退ですね。
その時は、お迎えをお願いします。

「!!」 お迎え・・など出来ぬ。今日は仕事で夕方までスケジュールが入っているのに。
しまった。油断した。

そう思いながら、昼時に先生からの電話を受ける。

「息子くん、連絡帳見せて来ませんよ。」
「実は、もう体育着に着替えてみんなと遊んでいます。」
「!!! そうなんですか?!」
「はい。やっぱりみんなの前で発表しないというのがよかったのか分かりませんが、もう連絡帳出すタイミングないと思うので、このまま様子を見ますね。」

そんな知らせを受けて。
帰宅した息子からの電話に、私もとぼけて対応する。

「あれ?学校最後までいたの?」
「うん。」
「鉄棒はどうだった?」
「全部、出来た。」
「すごいじゃーーーん!!よかったね。頑張ったね。」と褒めて。

あんなに嫌だったのに。
よく頑張りました。と。
逃げ道を用意することで、気持ちにも余裕ができたこと。
学校に行けたこと。彼の中でも葛藤があっただろうけれど。
これは一つの成功体験として。

彼は傷つくことを知っていて。
それを我慢できるメンタルを持ち合わせてない。
それは弱さであり、鍛えて欲しい部分だけれど。
学校自体が嫌いになってしまうよりも。
それでよかったと思っている。

こうであるべき。を取り払い。
どのように対応していけるかが課題だと思うから。
先生とのコミュニケーション。
子供とのコミュニケーション。
理解してくださることにも。
大切なことは何かを考えさせられる。

きっと息子はそういう意味でも。
私を試しているのかもしれない。

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


孫と爺の関係

「ねぇ、ママ。今度の連休は、一人で長野に行っていていい?」
突然、夜ご飯を食べている時に切り出した娘(中2)。

「もっちろん、いいよ。」と快諾する私だけれど。

実家の母は、腰の骨を砕いて1ヶ月は入院予定で。
「爺(ジジ)しか居ないと思うけど、いいの?」と尋ねる。

「え。ジジがいるだけでいいじゃん。大丈夫だよ。」
「あら。そう。じゃあ、ジジに電話してみて。」
と、その場で、ジジに電話して約束を取り付ける娘に。

スマホのスピーカーをオンにして、話し始める。

「ねぇ、ジジー。今度長野に遊びに行っていい?私だけだけど。」
と平然と言う。
父も父で。
「おぉ、いいぞ。」となんとも軽い。

母は、入院中。
父は、ステージ4の癌患者だったりするのだが。
(再々発の初期段階だけれど)

娘は何か察知したのだろうか。
今のうちに会っておこうと思ったのだろうか。

深刻になりすぎずに。
さらりと一人で新幹線で行くから。という姿に。

母である私は、素直に嬉しく。
父(爺)との時間を過ごしてほしいと願う。

 

感傷的になりすぎぬよう。
現実を受け止めながら。
覚悟をしながら。
後悔のないように。

会話をしておいで。
爺と仲良くしておいで。

ありふれた日常の大切さを。
大好きな人たち同士で。
行ってらっしゃい。とお願いします。で。

脈々とつながりる血をつないで。

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


戸田市役所「戸田ゼミ」で学んだこと

先日、関東学院大学の牧瀬先生からご紹介をいただき、戸田市役所の有志職員で構成されている「戸田ゼミ」にて、講師を担当させていただきました。

10年のママ支援活動を振り返り、その内容と実施してきたことを踏まえて「ママ解放区プロジェクト」のことについて、一緒に考える時間をいただき、大変有意義な時間を経験させていただきました。

受講者の方は行政職員さんたちなのですが、
「これまでのゼミから一歩も二歩も踏み込んだ内容でよかった。」
「一見、キラキラ系のママ活動かと思ったけれど、本質をしっかりやっているので参考になった。」 など。

ブルーミング・マムのスタイル(カオリコ流)は、オープンにワクワク&大丈夫!が基本になるのでとても嬉しく、準備が大変だったことは一瞬にして報われます!

準備を手伝ってくださった皆様、ご縁を繋いでくださった先生。
本当にありがとうございました。

次回は、11月に関東学院大学にて講義を控え。
120人を前に出張講師を担当させていただきます。

ママ解放区プロジェクトを多くの方に届けれるよう、これからもお伝えしていきます。

 

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


中学受験をやめた話(息子:小5)

中学受験を志したものの。

猛烈なストレスで日々イライラしていた1学期。

 

毎回、塾をやめたいと言い続け。
暴力的になり、反抗的になり、何のための受験なのかを考えて考えて。
言い合いになり。
「あなたが受験したいって言い出したんでしょう。言葉に責任を持ちなさい。」だとか、「先生がムカつくんだから無理に決まってるだろ。」とか。
様々なやりとりを重ねた結果。
小5の一学期で退塾した。
やめるまでのストレスはお互いにあったと思う。
親は期待する。
できないわけではないのに。塾の先生からももったいないと言われたり。

散々悩み、散々相談したけれど。
夏休みを終えて、二学期が始まり。
息子の穏やかさは戻り、会話も増えた。

人生は長い。
しかし、いまのうちにしておいた方がいいということは、大人の経験則で伝えたい。
そういう葛藤の末。

息子のユニークな発想や。
こう書いたら正解だと思うけれど。
と前置きして、自分の意見を書くことや、面白いと思うことを優先することに。
どの選択が良くて、どの選択が間違っているのかなんて分からないけれど。
この子には、それでよかったと思える選択をしたと思っている。


こちらは、今日(9月6日)リビングに落ちていたもの。
えっと、母の日は5月ですが・・・。と思いながら。
開いてみると。
ーーーーーー
「飯を作ってくれてありがとう
それ以外 家事はなにをやっているかな
ふろそうじ(風呂掃除)は父だし
まーありがと
(仕事はかさんしない)
ーーーー
という。
とても楽しいメッセージカードだった。
今、彼に必要なのは。
充分に甘えられること。
充分に自分のことを理解してくれる大人がいること。そこが満たされたら。
自分のやりたいことを見つけて。
そこに向かって進むだろうと信じて。

 

 

 

前田カオリコ
フリーアナウンサー
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

高校時代にロータリークラブの青少年交換留学生として1年間アメリカ・ミネソタ州に留学。
ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・アジア各国の学生との交流により価値観の多様性に触れる。
子連れホームスティ・三世代ホームスティなどを経験。
「自分が大好きになる子育て」をテーマに子育てに関する講師としても活動。


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