育児 一覧

5月のある日〜子供達の声を聞きたくて〜

「ただいまー。」
その声を聞きながら、息子の調子を確認する。

「おかえりー。」そういう私の声を聞いて。

「ママー、今日は早く帰ってくるって言ったじゃん。」
私のちょっと気の無いような、驚いたようなトーンに反応して。

「明日は運動会だから、予定より早く下校なんだよ。」
そう説明して、ランドセルを投げて出かける息子の背中に。
「ねー、お水も飲まなくていいの?」
「だいじょうぶー。いいから。行って来まーす。」

うっすらと汗を浮かべながら。
今日は大勢と遊ぶんだよ。そういいながら。

ベランダから自転車に乗る息子を確認して。
気をつけてね。と見送る私。

2時間後には、娘が中学から帰って来て。
同じように「ただいまー。」と言って帰ってくるはずだから。

その声を聞きたくて。
私は時間と予定の見通しを立てる毎日。

ずっとべったりと片時も離れない関係ではないけれど。
そういう空間を感じられる今を大切にしておきたいだけで。

ささやかな幸せを感じながら。
それは、とても贅沢なことだと噛みしめる。

 

「ママね、今日はお出かけしなくちゃいけないの。」
「ふーん。いいんじゃない。行ってくればー。」
朝食をとりながら。
夕食の時間を過ごしながら。

家にいるときも。
外にいるときも。

ここに帰ってくれば大丈夫だから。
気をつけて。
いってらっしゃい。

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


「待つ」ことの忍耐と必要性。

息子はADHD(発達障害)。
自由に生きてきた私にとって、これはある種の修行と捉えて彼と向き合うこと数年。
(そして私もADHD.)

自分の価値観を根こそぎ振り返る作業と、
その子の特徴を考え、どうすることがその子にとって必要なのかを考えた。

もちろん、頭では分かっていても。
実践できるかどうかはまた別次元であることなのだ。

 

昨日、私は息子と二人でよみうりランドへ遊びに行った。
小学4年生のGW初日だった。

もともと新しい環境に馴染むのが苦手で、突然の予定の変更があると頑なに動かなくなる。
それは以前から経験していることなので、一緒にお出かけしよう。と提案しても近所の児童館ばかり行ったり、自宅でゲームや本を読んだりという生活が1年くらい続いた。

無理やり誘っても行きたくないし、お互いに楽しいものではないので静観することにした。
その間、ジレンマがないわけではない。
同じ学年の従兄弟は毎日野球にのめり込み、めきめきと社会に触れて精神・肉体を鍛えている様子に。クラスのお友達は塾へ行き勉強をしているという。

それに比べ・・うちの息子は何もしていない。
そう思うと、子供時代の今を無為に過ごしているような感覚に苛まれそうになる。
もしかしたら、息子の大事な時間を、何かを習得する時間を無駄にしているのではないか。
この時期にもっと連れ出して、様々な経験をさせてあげないのは親として怠惰なのか。

など。

しかし。
そうではなくて。

彼には彼のタイミングがあるのだとしみじみと感じたのが、昨日の遊園地で過ごした時間だった。
ねぇ、ママとよみうりランドに行こうよ。
前日に提案したら、乗ってきたので。

翌朝8時半に家を出て、9時半によみうりランドに到着。
移動の電車も食事もジェットコースターも、どのアトラクションも。

二人で笑いながら、これも乗ろう、あれも乗ろう。
そうお喋りしながら。

そうだった。
この子にはこの子の成長ベースがあるのだと。
そのことを痛感し、他者との比較をしなくていいと言いながらも。
この子と向き合って、この子がどう成長するのかに心を砕けばいいのに。

 

個性を育むというのは、そういうことで。
ADHDと診断されようがされまいが、その子がどういう状況なのかを考えて。
どういう伸ばし方ができるのかを見られるようにしたいと。
改めて気づき、成長に喜びを感じ。
今までの忍耐があったからこその報われた気持ちもあり。

結局のところ、やはり本質を見ながら柔軟に、臨機応変に対応するしかないのだから。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


新中学生の娘と小4の息子。

娘が中学生になった。
だんだんと家族全員で過ごして行く時間が少なくなっていくのね。と実感して。

一緒に食べる夜ご飯が当たり前だったけれど。
部活が遅くなるからと、時間がずれていく。
朝ごはんだってだんだんとバラバラになっていく。

それぞれの生活リズムで動くようになり。
一抹の寂しさを感じるのだった。

そう。
子の成長は嬉しく、逞しく育っていると確認しながらも。
一層に子供たちとの時間を大切に出来たらと願うのだった。

自分の10代を振り返りながら。
我が子たちの成長を噛み締めながら。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


新年度を迎えて

中学生になった娘は、学校で友達ができるか心配をしていた。
入学二日目。
夜ご飯を食べながらの会話。(娘・中1:息子・小4:私〕

私:「ね、友達できたでしょ。」
娘:「うん。そうだった。」
私:「ほらねー、全然心配することなんてなかったじゃない。あなたはなんだかんだ言ってすぐ友達できてたでしょ。今までだって。」

その会話を聞いていた息子がすかさず

息子:「心配してたでしょ。」
と、私に言った。

私:「え?なんでそう思うの?ママ、心配してるって言った?」
息子:「だいたい分かるよ。心配してたことくらい。」

そのセリフに驚いて。
小4になる息子は、私は案外と心配性で子供のことを考えていることくらいお見通しだと言いたかったのだろうけれど。

なんだか大人びた事を言うなぁとちょっと感心したのでした。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人 ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


中学受験を終えて

6年生になってから。
中学受験をすることに決めて。

気に入った中学を見つけたのは5月で、最終的にそこを本命にしたのは9月だった。
伸び伸びとした教育方針と、個性的な環境に。
私は惚れ込み、娘にも勧めた。

塾に通いながら。
よくやっていたと思いながらも、その難関度の意識が薄いのは日常の様子で分かった。

あのね、この中学に入るのにね、塾に行って入れば受かるわけじゃないのよ。
何度言っただろう。

葛藤しながらも。

合格してもしなくても、中学受験に挑んだことは無駄にはなりませんよ。と言う言葉に。
私もそう思っていた。
だからこそ。なのか、向き合う姿をもっと見たかったと願ったのだと思う。

 

 

塾の最後の日。
作文を沢山書いたと言って帰宅した娘。

その作文が、1週間後に届いた。
内容があまりに泣けて泣けて。

あぁ、娘は娘なりにちゃんと向き合って頑張っていたんだと思うと。
また、私の及ばないところも沢山あって。
処分すると言ってまとめたプリントの厚さに改めて気づかされる。

 

合格できなかったけれど。

娘のこれからの人生にとって、いい経験だったと。
未来はこれからなのだから。

ママもケジメが必要で。
切り替えが必要で。

親になっても試練の連続です。

 

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人 ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
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