育児 一覧

「平成30年度新宿区子ども・子育て会議」でした。

かれこれ4年目になる。

1・2年目は、自分でエントリーして。
作文を書いて、面接を経て、区民委員4名のうちの1人に選んでもらった。

今期(3年目・任期2年毎)は、新宿子育てメッセの実行委員長経験者として
推薦してもらっての委嘱を受けいる。

今日は、今年度1回目の会議。
いよいよ区役所での会議にも慣れてきた。

議題は保育所設立を中心に、学童保育や子育ての環境に対しての意見が交わされる。
委員は学識経験者の3名、公募の4名、事業関係者5名、地域団体の構成員2名(私はここ)。

いつも思うのだけれど。
行政でできることと、民間(企業)やボランティアなどの区民ができることの違いはなんだろう。ということ。

新宿子育てメッセの実行委員長を2年やらせてもらい、現在も毎月の実行委員会に出席していて感じることがある。
要望だけで、解決する課題(問題)ばかりではないということだ。

区民としてできることを模索しながら、限られた予算の中でのイベントを開催し、コミュニティ作りをして地域の人達と触れ合う場所を自ら作っていく人たち(私もそのうちの一人だけど)との委員会の内容と、今日の会議のように、区(行政)に対しての要望の大きさや強さに、考えさせられる事が多い。

税金を使ってできることと、それ以外の部分でのニーズやサービスはどのようにして共存できるのだろうかと。

私はこの多様性のある新宿区が好きで。
区職員の皆さんの、誠実な答弁に触発されて。
委員の方々の賢明な発言や率直な意見に、さまざまなことを学びながら。

私たちは知らないことが多すぎる。
そして、解決しようとする術をあまりよく知らないのだと思う。
(だから、会議しているのだけれど。)

感じることは。
その状況の中で、想定外の出来事(子どもの発達や保育の仕方など)や、希望しないものに対して。
相手を変えたいこともあるけれど。
自分の考える方向性や、可能性は他にないのかということを探せたらと思う。

いろいろな人が住んでいるからこそ。
価値観の多様化を尊重することで。
その時々のベストを選択して。

こうであって欲しいという理想は掲げていながらも。
長期目標と短期目標を見据えて。

このように、区の会議や区民の委員に出席しながら、視野を広げることで
代表理事をしている(一社)ブルーミング・マムでできることが、より浮き彫りになる。

できることと、やりたいことと、やれること。

ボランティアでは限界があったり、予算があっても大変だったり。
みんな持ちつ持たれつで生きている中で。

今週、法人化して初めて開催する交流会イベントに活かしていこうと思いながら。

ママ解放区Mixture 2018
〜ママでも、ママじゃなくてもいいフェスタ〜
サブタイトルにも思いを込めて。

結局は、地域社会をみながら。
全体をみながら、ミクロとマクロのバランスなのだからと。

視点が変わると、思考が変わり、行動が変わる。
そんなことを思いながら。

 

今日もお疲れ様でした。

 

※写真は8回目の子育てメッセの様子です。

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター

 

 


空気など読まず(発達障害の傾向として)

「ちょっといいですかー?」と会議を終えて声を掛けられた。
はーい。
そういう私に見せられた、1枚のアンケート。
息子(小4)が書いたものだった。

区のアクティビティに参加している息子。
学校とは違う課外活動として、キャンプや地域ボランティアを経験するのだけれど。
それに参加した息子のアンケート回答内容に懸念を感じられたのだろう。
そのアンケートを見せてもらって、凍りつく私。

A4用紙に、全部回答している。
(書かないよりいいと思ってしまうあたり、私も空気が読めないのだろうけど。)

印象に残ったことは?
それはどうしてですか?などの
全部で5〜10項目の中で、
「帰りたい」「帰りたかった」「わからない」という文字が踊る。
最後には意味不明(と言っても私は理解するのだけれど)な言葉がびっしり書いてあって
これは誰が見ても、ちょっと・・・という内容だった。

しかしながら。
息子のことを考えると。
全部、アンケート用紙を埋めるあたりと、素直に帰りたかったという言葉を眺めて。
相手がどう思うかなど、全く想像しないだけだと思い直す。

自宅に帰ってから息子に尋ねた。
私:「ねぇ、この前の活動はどうだったの?面白かった?」
息子:「フツーだよ。」
私:「ふーん。じゃあさ、キャンプは一泊2日であるんだけど、行けそう?」
息子:「行くよ。」

それ以上聞くのをやめて。
知り合いも誰もいなかった中で、中学生まで一緒のアクティビティ。
まぁ、それでいいなら。と私は思うのだけれど。

あぁ、きっと大人や周りの子にとっては、扱いづらいんだろうなぁと思考を巡らす。

帰宅した夫にも、そのアンケート用紙を見せて。
私と同じ感想を口にした。

「ただ、そう思ったから書いただけだろ。他に意味はないよ。」
「そうだよね。これでも本人は楽しそうなんだけど、大丈夫かな。」
「いいんじゃないの?送り迎えはいつも通りだったよ。」

社会のいろいろな人たちに触れて。
親以外の大人と接しながら、自分のことを理解してもらえたらいいと願いながら。
自分がそう思ったことを素直に表現し、それが全てだと思う傾向。

成長過程で。
私自身もそうだったように。
次第に気づくことになるように。

指図されることが大嫌いで。
「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えない。
それでも言わなくていいということではないから。

これからも息子と向き合いながら、この子なりの成長を支えていこうと思う。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


5月のある日〜子供達の声を聞きたくて〜

「ただいまー。」
その声を聞きながら、息子の調子を確認する。

「おかえりー。」そういう私の声を聞いて。

「ママー、今日は早く帰ってくるって言ったじゃん。」
私のちょっと気の無いような、驚いたようなトーンに反応して。

「明日は運動会だから、予定より早く下校なんだよ。」
そう説明して、ランドセルを投げて出かける息子の背中に。
「ねー、お水も飲まなくていいの?」
「だいじょうぶー。いいから。行って来まーす。」

うっすらと汗を浮かべながら。
今日は大勢と遊ぶんだよ。そういいながら。

ベランダから自転車に乗る息子を確認して。
気をつけてね。と見送る私。

2時間後には、娘が中学から帰って来て。
同じように「ただいまー。」と言って帰ってくるはずだから。

その声を聞きたくて。
私は時間と予定の見通しを立てる毎日。

ずっとべったりと片時も離れない関係ではないけれど。
そういう空間を感じられる今を大切にしておきたいだけで。

ささやかな幸せを感じながら。
それは、とても贅沢なことだと噛みしめる。

 

「ママね、今日はお出かけしなくちゃいけないの。」
「ふーん。いいんじゃない。行ってくればー。」
朝食をとりながら。
夕食の時間を過ごしながら。

家にいるときも。
外にいるときも。

ここに帰ってくれば大丈夫だから。
気をつけて。
いってらっしゃい。

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


「待つ」ことの忍耐と必要性。

息子はADHD(発達障害)。
自由に生きてきた私にとって、これはある種の修行と捉えて彼と向き合うこと数年。
(そして私もADHD.)

自分の価値観を根こそぎ振り返る作業と、
その子の特徴を考え、どうすることがその子にとって必要なのかを考えた。

もちろん、頭では分かっていても。
実践できるかどうかはまた別次元であることなのだ。

 

昨日、私は息子と二人でよみうりランドへ遊びに行った。
小学4年生のGW初日だった。

もともと新しい環境に馴染むのが苦手で、突然の予定の変更があると頑なに動かなくなる。
それは以前から経験していることなので、一緒にお出かけしよう。と提案しても近所の児童館ばかり行ったり、自宅でゲームや本を読んだりという生活が1年くらい続いた。

無理やり誘っても行きたくないし、お互いに楽しいものではないので静観することにした。
その間、ジレンマがないわけではない。
同じ学年の従兄弟は毎日野球にのめり込み、めきめきと社会に触れて精神・肉体を鍛えている様子に。クラスのお友達は塾へ行き勉強をしているという。

それに比べ・・うちの息子は何もしていない。
そう思うと、子供時代の今を無為に過ごしているような感覚に苛まれそうになる。
もしかしたら、息子の大事な時間を、何かを習得する時間を無駄にしているのではないか。
この時期にもっと連れ出して、様々な経験をさせてあげないのは親として怠惰なのか。

など。

しかし。
そうではなくて。

彼には彼のタイミングがあるのだとしみじみと感じたのが、昨日の遊園地で過ごした時間だった。
ねぇ、ママとよみうりランドに行こうよ。
前日に提案したら、乗ってきたので。

翌朝8時半に家を出て、9時半によみうりランドに到着。
移動の電車も食事もジェットコースターも、どのアトラクションも。

二人で笑いながら、これも乗ろう、あれも乗ろう。
そうお喋りしながら。

そうだった。
この子にはこの子の成長ベースがあるのだと。
そのことを痛感し、他者との比較をしなくていいと言いながらも。
この子と向き合って、この子がどう成長するのかに心を砕けばいいのに。

 

個性を育むというのは、そういうことで。
ADHDと診断されようがされまいが、その子がどういう状況なのかを考えて。
どういう伸ばし方ができるのかを見られるようにしたいと。
改めて気づき、成長に喜びを感じ。
今までの忍耐があったからこその報われた気持ちもあり。

結局のところ、やはり本質を見ながら柔軟に、臨機応変に対応するしかないのだから。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


新中学生の娘と小4の息子。

娘が中学生になった。
だんだんと家族全員で過ごして行く時間が少なくなっていくのね。と実感して。

一緒に食べる夜ご飯が当たり前だったけれど。
部活が遅くなるからと、時間がずれていく。
朝ごはんだってだんだんとバラバラになっていく。

それぞれの生活リズムで動くようになり。
一抹の寂しさを感じるのだった。

そう。
子の成長は嬉しく、逞しく育っていると確認しながらも。
一層に子供たちとの時間を大切に出来たらと願うのだった。

自分の10代を振り返りながら。
我が子たちの成長を噛み締めながら。

 

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力(みわりょく)

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

一般社団法人ブルーミング・マム 代表理事
株式会社リコラボ 代表取締役
1期・2期 新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー
昭和女子大学 元社会人メンター


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