任期を終えて(実行委員長という立場)

2年間。
私は、新宿区の「新宿子育てメッセ」という乳幼児〜小学校低学年までの子供と親を対象にしたイベントの実行委員長として動いた。

就任した時は、第7回目のイベント。
せっかく実行委員として出席するなら、委員長をやりたい。と立候補したのである。

私にはやりたいことがあった。
いわゆる会議という名のものは往々につまらない。
そして、つまらない会議の後に、ランチやお茶をしながら、お互いに考えていることを初めて言う。という、実に無駄なことを省きたかった。

会議は月1回の招集。
その会議を有意義にすべく、私が取った行動は「思ったことを発言する。」という一見、空気の読めない委員長のようでもあったと思う。

私はただ、「委員長があんな風に言いたいことを言う雰囲気であるのならば。」と、委員自身も便乗して言いたかったことを発言出来る雰囲気作りをしたいだけだった。

分からないことを分からないと素直に言い、教えてもらいながら、同じ目的に向かって足並みを揃えていく。

私自身が、実はとても楽しかった。
会議に参加している団体の人達と会話をし、何を考えているのか。どんな活動をしているのか。
それぞれが、自分達のミッションを持ち、それに向かって活動しているのだから。
私がやっているブルーミング・マムの活動を紹介することもしばしばあった。
参加団体は51。
その内、常時出席する人数は20名前後。
各団体の代表、スタッフが一堂に会して話し合いが出来る貴重な時間。

子育て支援をするボランティアとして、20代〜60代までが意見を交わすというのは、
簡単なようでいてそうでもない。
腹の底で何を想うのかは別として、私はお互いが協力し支え合いたいという関係性を築きたかった。

こんな風に私は、みんなに育ててもらいながら、委員長という立場について多くのことを学んだ。

何を期待されているのか。
何をすればいいのか。
私は、何をしたいのか。

地域のつながりをもつ。
とても簡単に言ってしまうけれど、実際はどうしたらつながれるのだろう。
まずは、団体同士が仲良くなること。
知り合って、そのニーズはここの団体さんがいるわよ。と紹介し合えること。
新宿区が面で繋がったら。
あぁ、なんて心強いのだろうと。

私はみんなのことが大好きで、その好きなみんながつながり、笑顔で居られる環境があること。
それが当たり前の環境になること。

育児をする社会そのものが、成熟して、地域で、お互いに成長すること。

私は、子育てメッセで、私も育ててもらった。
そんな温かな人達に囲まれて。

その恩を返すには、やっぱり子育て・ママ・社会とのつながりの重要性を発信し続けることなのだと思うし、私自身がそのことをやり続けることなのだ。

前田カオリコ
コミュニケーション・コンサルタント
登録商標 魅話力

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
第一期・第二期 新宿区子ども・子育て会議委員
第7、8回新宿子育てメッセ 実行委員長 (2016/2017年度)
日本メンタルヘルス協会 研究修了カウンセラー

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