新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表 前田カオリコです。
先日、サークル主催でバースコーディネーターの青木千景先生 をお招きして、講座を開催させていただきました。
サークルメンバーが主導となって実現した今回のイベントですが、
改めて「いのち」の尊さについて感動し、私自身も2度の出産を経験していることを思い出させてくれる時間。
そして、何よりもママサークルを発足した原点を思い出しました。
0歳の我が子に奮闘していた頃、自分らしさが分からなくなったこと、自分のIDをもがきながら探したこと、家族のあり方、実母との関わり方、幼少期の記憶、夫との関係、家族の在り方・・・
様々な経験をしてきたからこそ、頑張りすぎているママ・迷い、苦しんでいるママの一助になりたい。という想いでママ支援としての活動をスタートしたのが、4年前。
サークルは昨年の12月に発足し、現在に至ります。
私一人では限界を感じていたときに今のサークルメンバーとの出会いがあり、
団体(サークル)として発足しました。
「他のママが素晴らしく見える。」「自分がちゃんとしていないように見える。」
「惨めな気持ちになるのは、誰のせい?」「どうして私だけ?」
そんなドロドロとした感情を吐き出す場所もなく、一人で苦しまないで欲しい。
そう、切に願い、この場所があるのだ。
千景先生の講座の中で「自己肯定感」を得ることについての話がありました。
あぁ、この自己肯定感は、どこへ行っても付いて回るのだと再認識した時間。
それがなければ、相手を包む事は本当に難しく、自分が消耗するだけなのだから。
「全てはママの笑顔から」 それがサークルの理念です。
ママが笑顔でいられないと、子どもはそれを敏感に察知し、自分が生まれてきた事への肯定が出来なくなります。
子どもは無条件にママのことが大好きなのだから。
ママ自身が、自分を大好きで居て欲しい。それが出来ずにもがいているママも、決してダメなんかじゃないって知って欲しい。
だから、SOSのサインを出していいのだ。
だから、こういう場所に出てきて欲しい。
自分の想いを、吐き出して欲しい。
共有することで、自分だけでなく周りのママを救うのだから。
私の子どもは今、8歳と5歳。
赤ちゃんの頃は、もう何年も前のこと。
だからこそ、今 このタイミングで乳幼児ママの気持ちやココロの叫びを目の当たりにすることで、サークル発足時の気持ちを思い出させてくれた。
忘れていたわけではないけれど、リアルにその時間をなぞるように、再体験するように涙した映像。
あぁ、こうやって渾身の力を出し切って出産したのだ。
私は2度の経験をしている。
どちらの子のときも、鮮明で、それぞれ違ったお産。
だからこそ、尊い命は私の胸に抱かれ、今も笑顔で生きている。
「生まれてきてくれて、ありがとう。」
「ママの子どもに生まれてありがとう。」
「大好きな子ども達。」
そして、私のパートナーである夫に感謝しながら。
夫婦で育み、成長し、子どもを育てながら、自分が成長させてもらっている。
お互いを尊重し合い、受け止めることで、周りの人たちと社会性を身につけ、よりよい環境になるように力を発揮出来るように。
育児の最終形は、その子の自立。
その子が、自分の力で生きて行けるように。
自分で判断して、前に向かって歩めるように。
母は、そのサポーターでありたい。
そして、いつまでも母であるけれど、その子を丸ごと受け止めて
「生まれてきてくれて、ありがとう。」
「私のところに来てくれて、ありがとう。」
そんな優しい気持ちにさせてくれた、千景先生、本当にありがとうございました。