妊婦は45歳。上の子とは14歳差。 嬉しびっくり家族みんなの成長日記 ④

<「ママ、ぼくが育てるから」>

臭いに敏感になるということは・・。

甲状腺炎で身体が不調だと思い込んでいたが、
ある日、夫がキムチの蓋を開けた途端、耐えがたい感じに襲われ、

「まさか!?」と思い始めた。

何となく、妊娠に気づき始めたのだ。

でも、口に出す勇気を持てないでいたが、晩に夫とスーパーまでお散歩に行ったとき、やっぱり口を滑らせてしまった。

「まさかだよねえ?」と、私。

「あり得ないわけじゃないよねえ」と、夫。

その日は、薬屋さんまで足を伸ばさずに帰った。

ある日のこと、次男がふと、

「ママさー、ぼくが育てるから、産みなよ!」と言い始めた。

私:「へ!?」

長男:「ママが赤ちゃん産んだら最高だね」

私(マジか。これは、私の勇気のなさを見破られているとしか思えない)

万一本当に妊娠していたら、怖いなんて言ってられないと思いなおし、
その晩、夫をお散歩に誘い、一緒に妊娠検査薬を買いに行く。

なぜかその日は、子どもたちが遅くまで起きていた。

私の計画では、ふたりが寝てから検査して、夫にその結果を知らせて、話し合ってから、子どもたちに知らせるつもりだったが、

案の定、私が寝かしつけようと子どもたちの横に寝たら、子どもたちが爆笑の渦に入っていってしまったので、諦めて、ひとりこそこそと検査。

私のこころの声 (あーーーーーーーーーーーーー!!!!!!)

夫がお風呂から上がったのをつかまえて、子どもたちに気づかれないように、検査結果を知らせる。

夫:「わかってたよ、甲状腺炎でキムチの臭いに反応起きないでしょ」

私:「マジかーーー!!!! わかってたのかーーーー!」

夫 (ドヤ顔と動揺が入り混じった表情)

子ども達:「なになになにーーーー?????」

子どもたちの勘はするどい。
寝室から私たち夫婦の会話に割って入ってくる。

いや、私が静かにしようとしていたが、騒がしかったのかもしれない。
それはさておき、子どもたちに告げずにいられなくなった。

子どもたちにいろいろ聞かれ、検査の解説からはじめ、結果を見せ、4人でびっくりな結果を共有した。

その晩、当然ながら家族4人大興奮で、みんな寝不足のまま次の日を迎えた。

 

 

 

 

堅田亜貴子さん

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ファミリーファシリテーター

*既婚
*2児の母 (執筆時 14歳・11歳の息子の母)
*東京都世田谷区在住

*資格
中学・高校第1種教員免許(数学)
品川区学習支援員

両親や家族の喧嘩が絶えない家庭で育ち、比較的早くに両親と他界。

結婚後、幸せな家庭を築いていきたい気持ちとは裏腹に、『育児をめぐる家族関係の悩み』『セックスレスの悩み』に陥り、将来の希望を失い、離婚の危機に陥った。

そんな中、ビジョン心理学に出会い、8年間かけて、こころの成長や感情との向き合い方、人生のパワーの持ち方を学ぶ。

実践的に家族と向き合い、
算数や数学と人生の関係を発見。夫に一家のパワースポットと言われるくらい変化を遂げてきた。

現在は、あらゆる経験を活かし、夫婦の絆が自立した子どもを育てる『人生の成功を支える家族の基盤構築のためのファミリーファシリテーションプログラム』を開発。学校嫌い、自信が持てない、受験を控えて元気がでないなどの子どもたちのための個別指導から、「女性のためのセックスレスカウンセリング」、キャンプ「家族みんなで幸せご飯」まで、個々のご家族に合わせたサポートをさせていただいている。


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