「モンテッソーリ教育」〜アキコママの経験談〜 vol.7 責任って?

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良いキャンプしているねと、言われるようになるまでには、それなりにステップがあった。
キャンプ2回目。今回のテーマ『責任って?』

よし!今度こそ、キャンプらしいキャンプをしようと、奥道志のとあるキャンプ場へ。

「今回はタープ借りたんだ♡」と、夫。
(※タープとは、フィールドの屋根。キャンプではテントと同様に必需品。)

ところが、、、山の天候は読めない。すぐ変わる。

小雨になるタイミングを狙って、初めてのタープをたててみる。

意外と難しくて、四苦八苦。あらかじめ夫がリサーチしていてくれたから良かっ
たものの、地形がガタガタ、ゴツゴツしていて、思うようにたてられない。一向
に手を止める気配のない夫。そんな中、無情にも雨足が強くなるばかり。。。そ
の時だった。

『ぎゃーーーー、きゃははははーーーー』

と、車が上下に動く。

イヤな予感。こういう時の母親の予感ってものは、本当外れない。

車のドアを開けてびっくり、荷物がぜーーーんぶひっくり返っている!!!

思わず、ドアを締めたくなったが、それをしては元も子もない。

そんな気持ちを抑えて、子どもたちに声をかけた。

『パパを見てごらん。』『ママを触ってごらん。』

『わかる?ただ遊んでいてもキャンプできないの。パパもママも雨が降ってるか
らすごーーーーく困ってるの。何でもいいから、できることをやって!』

下の子2歳、上の子4歳。

『しーーーーーーん』

当たり前の反応。そこで、ふたりに雨合羽を着せて、パパとママが雨に打たれて
風邪をひかないように、傘をさす役をしてもらったり、ひもを持つ係をしてもら
ったり、とにかく小さいお仕事たくさん探してやってもらった。

タープをたて終わると、みんなで顔を見合わせた。何とも言えない満足感をみん
なで感じていた。

『傘さしてくれてすごーーーく助かった。ありがとお♡』

子どもたちも立派に家族を支える一員!!!

誰か一人に、責任がかかると大変。

でも家族全員で、そえぞれができることをやると、大人も本当に心強いものなの
である。

そのことを素直に子どもたちに伝えて、みんなで乗り切った先に掴んだものは、

『責任』

自分たちがやりたいことを

それぞれが責任を持って取り組むと、

すごいパワーが生まれる。

ひとつ実現すると、子どもたちは無邪気に、『次は〇〇する?』って聞いてくる。

またみんなで実現する。

そうすると、自分たちは、なんでもできるという『自由』を体験して、

その中で、クリエイティブな発想も生まれるから面白い!!!

責任って、以前は何か、背負うような重いものだと思っていた。
でも、本当は、腹をくくる覚悟はあっても、背負うものは何もなく、自由を体験
できるもの。

責任って、仕事って、本来何なのか。。。
逆に普段の家事をしている自分のあり方って、何なのか?

子どもの自立のためだけではなく、わたしが健全に自立をもう一度学ぶために、
キャンプを続けようと思えた。それも楽しく、家族全員の成功を支えるために☆

 

 

 

 

 

 

堅田亜貴子さん

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ファミリーファシリテーター

ファミリーファシリテーター
*既婚*2児の母*東京都世田谷区在住
*資格 中学・高校第1種教員免許(数学)

両親の喧嘩が絶えない家庭で育ち、比較的早くに両親と死別。人生のアップダウンは続き、『将来に希望が持てない』『子育てにもがく』『離婚の危機』にいったん陥ったが、こころの成長と共に、人生にも平穏さを取り戻すことに成功。
現在は、算数・数学の教師経験をベースに
『From the family ~家族から平和を』をビジョンに
夫婦の絆が自立した子どもを育てる☆人生の成功を支える家族の基盤構築のための独自開発プログラム ファミリーファシリテーター育成プログラムをベースに、

*受験前のお子さんや起業前のママに向けて、【ビジョンを応援する個別単発カウンセリング】
*ご家族のありのままが見えるファミリーキャンプ、【家族で幸せご飯】
*ひとつ向き合うごとに自信がつく 全く新しい算数・数学の学習法 【トラストメイク学習法】 を提供している。

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