「モンテッソーリ教育」〜アキコママの経験談〜 vol.5 初めてのキャンプ 失敗編

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息子のマイブームに付き合っていた頃、1冊の本に出会った。

センス・オブ・ワンダー 
レイチェル・カーソン著

この本は、もう忘れてしまった子どものときの感覚が蘇るような本だった。

わが子の『日々の小さな発見』や『美しいもの』を受け取れる感性を守ってあげたいと思った。

『子どものこころを満たすために』

いつの間にか、私たち家族全員、自然の中に導かれていった。

「子どもが健全な自立に取り組む一方で、私は親としてどんな後ろ姿を見せているのか?」

ある時ふと、思いついたことはこうだった。

「そうだ、私が自立に取り組む必要がある。子どものこころを満たし、
親子で自立に取り組むには、、、そうだ!キャンプに行こう!」

アウトドアの「ア」の字の気配もなかった私が「キャンプ」と言い出し、
同様にアウトドアとは程遠く、休日といえば、家でぐったり休んでいた夫も、
得意のリサーチを開始。キャンプ場を探してくれた。長男4歳半、次男2歳。

でも、いま思えば、無謀なキャンプ場の決め方だった。

キャンプ場を決める条件
*水遊び、川遊びができるキャンプ場であること。
*車で行ける場所であること。
*初心者可のところ。

いきなり当日、その条件に合ったキャンプ場に行き、

「キャンプってどうやってするんですか?」
「テントってお借りできますか?」

と、キャンプ場の人に質問攻め。半ば呆れられながらも、テントを借りる。

忘れもしないファーストキャンプの持ち物は、

*懐中電灯
*ござ
*コンロ
*段ボール

そして

<体験した失敗リスト>
*川がカヌー専用で臭くて、ドロドロで、幼児が遊ぶ場所ではなかった
*私は夫に頼りっきり。夫はひとりで汗だくで2時間かけてテントを設営
*草むらに近いところに設営してしまい、夜中にウシガエルの大合唱にうなされる
*懐中電灯しかなく、食事をするのがやっと。お皿をそのままにしたせいで、朝はアリ地獄。
*夜中に気温が下がることまで思い至らず、わたしひとり風邪をひく
*近くに流れていたきれいな川に行ったが、小学生くらいの子が川に次々飛び込んでいて、
何を思ったか、私は息子に「飛び込んでみる?」と聞いて、息子たちはドン引き。

いつもは慎重な私たち夫婦が、なぜこうも無謀にも自然の中に飛び出したか?
未だに謎は残るが、当時を思い出すと、
自然の中で寝泊まりすることがとても怖くて、勢いでやった結果だと思われる。

でも失敗は数々あったものの、ひとつひとつが楽しくて、家族で学べる感じも良くて、
失敗からむしろ、次なる挑戦へと駆り立てられていた。

その後、私たち家族4人のセンス・オブ・ワンダーを磨くキャンプは、
思いがけず、家族のチーム力をあげ、『いいキャンプをしてるね」と言われ始め、
他の家族をキャンプに導くほどに成長。

つづきは次回。

夏休み明け、ゆったりと、新学期をスタートを楽しめますように☆

 

 

 

 

堅田亜貴子さん

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ファミリーファシリテーター

ファミリーファシリテーター
*既婚*2児の母*東京都世田谷区在住
*資格 中学・高校第1種教員免許(数学)

両親の喧嘩が絶えない家庭で育ち、比較的早くに両親と死別。人生のアップダウンは続き、『将来に希望が持てない』『子育てにもがく』『離婚の危機』にいったん陥ったが、こころの成長と共に、人生にも平穏さを取り戻すことに成功。
現在は、算数・数学の教師経験をベースに
『From the family ~家族から平和を』をビジョンに
夫婦の絆が自立した子どもを育てる☆人生の成功を支える家族の基盤構築のための独自開発プログラム ファミリーファシリテーター育成プログラムをベースに、

*受験前のお子さんや起業前のママに向けて、【ビジョンを応援する個別単発カウンセリング】
*ご家族のありのままが見えるファミリーキャンプ、【家族で幸せご飯】
*ひとつ向き合うごとに自信がつく 全く新しい算数・数学の学習法 【トラストメイク学習法】 を提供している。

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